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機動性の高さが魅力的

 MP-CD1は、モバイルバッテリーとしても利用できる。そんな使い方のために、前述のようにUSB端子が用意されている。

 バッテリーの容量は5000mAhなので、最近の製品と比べると容量が多いというわけではない。プロジェクターとしての駆動時間は約2時間となっているので、プロジェクターとして使うなら十分だが、モバイルバッテリーとしてはスマホを1度充電するとかなり減ってしまうはずだ。

 僕なら、モバイルバッテリーとして利用することはあまりないだろう。言うまでもなく、投影時間が減るのがいやだからだ。ただし、出先で急きょスマホのバッテリーが切れそうになって、かつその日はプロジェクターをもう使わないなら、緊急用として便利だと思う。

 USB Type-Cで充電するので、スマホと充電ケーブルやACアダプターを使い回せるのもいいところ。製品には、ACアダプターは付属しないが、3.0A対応のACアダプターを使えば、約2.5時間でフル充電できる。

 何より感心したのは、電源ボタンを押してから約5秒で使える機動性の高さだ。これこそ、モバイルプロジェクターに求められる点だと思う。製品としてはかなりよくできているが、価格はソニーストアで4万5880円と、他のモバイルプロジェクターと比べるとやや高い。3万円台半ばまで値下がりしてくれば、競争力があると思う。

モバイルバッテリーとしてスマホなどに充電が可能だ
モバイルバッテリーとしてスマホなどに充電が可能だ
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戸田 覚(とだ さとる)
1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
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