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一般発売は2021年秋から冬を予定

 ドリップの経営を担うのは、YouTuberでもある堀口英剛代表取締役CEO(最高経営責任者)と平岡雄太代表取締役COO(最高執行責任者)の2人だ。これまでも、ガジェットケースやハンガーなど、2人が「欲しい」と思ったものを商品化し、ヒット商品を生み出してきたという。

ドリップがこれまでに企画・発売してきた商品
ドリップがこれまでに企画・発売してきた商品
(出所:ドリップ)
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ドリップの平岡雄太代表取締役COO(左)、堀口英剛代表取締役CEO(中央)、大竹理子氏(右)
ドリップの平岡雄太代表取締役COO(左)、堀口英剛代表取締役CEO(中央)、大竹理子氏(右)
(出所:ドリップ)
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 バックパックについても「取り出しにくいという課題を解決するために、何度も企画してきたが、なかなか新しいアイデアが生まれなかった」と堀口氏は語る。

 ドリップは19年12月に、同社製品のユーザーなど30人のバックパック愛好者を集めてワークショップを開催した。5人程度に分かれて「欲しい機能は何か」「既製品の問題点はどこにあるか」などについて意見を出し合った。

 そのワークショップで最も多かった意見が「縦に長いバックパックは、下に荷物がたまって上部の空間が余っている」「荷物が下にたまることで取り出しにくい」という課題だった。

 ドリップはこの課題を解決することが多くの消費者に刺さる鍵になると考え、社内で商品企画を進めた。当初はより細かく分割するアイデアなどもあったが、試作品を作る過程で機能やデザインを改良し、現在の形に落ち着いた。

 「この数年は、ビジネスパーソンがスーツ姿でもバックパックを使うことが増えてきた。スマートフォンを片手に持って、もう片方の手は空けておきたいというニーズがあるのだろう。バックパックがビジネスバッグの主流になる可能性は十分にある」と堀口氏は見通す。

 新型コロナウイルスによってテレワークを採用する企業が多くなり、家でも会社支給のノートパソコンを使用する機会が増えている。テレワークと出社を併用するビジネスパーソンは、ノートパソコンを携帯しながら通勤するのが当たり前になりつつある。「重い荷物を入れても両肩で支えられるバックパックが、今の時代に合うかばんの形といえるのではないか」(平岡氏)。

 FLOORPACKの一般発売は、21年の秋から冬を予定している。価格は未定だが、Makuakeでの価格設定から大きくは変わらない見込みだ。素材や色のバリエーションについても検討しているという。