AWS Cloud Questを利用するには、AWSに関するトレーニングや認定試験の管理ができるポータルサイト「AWS Skill Builder」のアカウントを取得する必要がある。筆者の場合、日本のAmazonアカウントを同サイトに登録してゲームを起動できた。
初回起動時はまず自分のアバターを作成する。アバターのデザインについては、性別や肌の色、身長、体形、髪形、服装など様々な要素を自分の好みに応じて細かく変更できる。ゲーム世界での名前を決めて完成させたらゲームがスタートする。自分のアバターが3Dの仮想都市に出現し、その中を自由に移動できるようになる。
アバターの操作にはキーボードやマウスを使用する。街の中で困っている人を見つけ、近寄って話しかけると、どのような課題を抱えているかが会話形式で示される。
例えば「波浪予報を表示するWebサイトがサーバーの不具合で見えない。サーバーの調達にも時間がかかる」といった内容だ。これに対してアバターが「Amazon S3を使って静的なWebサイトを立ち上げれば解決するはず」などと自動的に回答する。Amazon S3はオブジェクトストレージだが、簡易なWebサーバーの機能を備える。
その後、実際にAmazon S3を使ってWebサイトのホスティング作業を学ぶ「ソリューションセンター」に移動する。ここでは「Learn」「Plan」「Practice」「DIY」の4つのセクションでAmazon S3の使い方を習得していく。