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 窒化ガリウム(GaN)半導体を使った小型軽量のUSB充電器が増える中、注目に値する新製品が登場する。フォーカルポイントが2020年5月に発売を予定する「TUNEMAX 100W GaN」だ。特徴は大容量でポート数が多く、ノートパソコンやスマホ、タブレットなどを一度に充電できることである。

フォーカルポイントの「TUNEMAX 100W GaN」。最大出力100ワットのUSB PD対応充電器だ
フォーカルポイントの「TUNEMAX 100W GaN」。最大出力100ワットのUSB PD対応充電器だ
(撮影:スタジオキャスパー、以下同)
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 出力は最大100ワットだ。15型や17型クラスの大型ノートパソコンでも、必要な電源は100ワット以下であるケースが多い。TUNEMAX 100W GaNなら利用できる。

TUNEMAX 100W GaNの側面に対応する電圧と電流が記載されている
TUNEMAX 100W GaNの側面に対応する電圧と電流が記載されている
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 ポート数は4つある。急速充電規格「USB Power Delivery(USB PD) 3.0」に対応したUSB Type-Cポートを2つ、米クアルコム(Qualcomm)の急速充電規格である「Quick Charge 3.0」に対応したUSB Type-Aポートを2つ備える。合計100ワットまでの範囲で最大4台の機器を同時に充電できる。複数の機器に同時に充電すると純正の充電器より時間がかかることもあるが、1台の充電器で対応できる利便性は大きなメリットだ。

最大4台の機器に同時に充電できる。充電器をこれ1台にまとめられて便利だ
最大4台の機器に同時に充電できる。充電器をこれ1台にまとめられて便利だ
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 しかもTUNEMAX 100W GaNは軽い。編集部での実測値は191グラムで、最大出力が100ワットのACアダプターとしてはかなり軽量である。これはGaN半導体を採用したことによるものだ。GaN半導体は従来のシリコン半導体に比べて電力損失と発熱量が小さく、充電器の中核となる「電力変換器」を小型・軽量化できる。

 GaN半導体により発熱も抑えられる。実際にどれだけ熱くなるか、発売前の実機を借りて試してみた。USB Type-Cポートにノートパソコン「ThinkPad T480s」とスマートフォン「Pixel 3」を、USB Type-Aポートにタブレット「iPad(第6世代)」とワイヤレスイヤホンを接続して4台同時に充電した。この充電を続けても、触れなくなるほど熱くなることはなかった。