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 ドン・キホーテは2020年5月1日、税別1万9800円(税込み2万1780円)の2in1小型ノートパソコン「NANOTE(ナノート)」を発売した。筆者はNANOTEを入手し、徹底レビュー。実機の使い勝手とともに、よい点、悪い点を解説する。

 なお、NANOTEの発売後、実機を実際に購入して使用したり分解したりしたユーザーから「メモリーがリマーク品(にせ物)なのではないか」「技術適合証明(技適)を受けていないのではないか」といった話が出てネットで話題になっていた。ドン・キホーテの親会社であるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは日経クロステックの取材に対し2020年5月7日、「メモリーは検証の結果、リマーク品ではない。技適も受けている」(広報室)と回答した。

ドン・キホーテの「NANOTE(ナノート)」は税別1万9800円(税込み2万1780円)の格安7型2in1ノートパソコン。サイズは幅181×奥行き113.6×厚さ19.6ミリメートルと小さく、製品仕様に重量の記載はないがパッケージによると520グラムと軽い
ドン・キホーテの「NANOTE(ナノート)」は税別1万9800円(税込み2万1780円)の格安7型2in1ノートパソコン。サイズは幅181×奥行き113.6×厚さ19.6ミリメートルと小さく、製品仕様に重量の記載はないがパッケージによると520グラムと軽い
(写真はスタジオキャスパー、記載がない写真は以下同)
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税込み2万円前半は破格

 「UMPC(ウルトラ・モバイル・パーソナル・コンピューター)」と呼ばれる小型パソコンは、一部のパソコンファンに人気を博している。中国の新興メーカーを中心に数多くの機種が発表されており、クラウドファンディングで資金を調達し、販売にこぎつけた製品が多い。

 最近は一部の人気からか、日本でも代理店経由で販売され、家電量販店や大手通販サイトでも購入できる。これまでUMPCの価格は安くても3万円台後半、高価な製品は約15万円にもなる。それらに比べれば、税込み2万円前半で買えてしまうNANOTEはとてつもなく安い。

 NANOTEは安価ながら、きょう体の作りのよさに驚かされる。本体の素材は金属とみられるが、表面はラメを含んだ銀色で塗られており、一見すると高級ノートパソコンのような雰囲気がある。天板にはロゴが一切なく、シンプルなデザインだ。

 底面の蓋は内部のヒートシンクと熱伝導シートを介して接触しており、熱を外に逃がす構造とみられる。そのため、利用時は底面が適度に熱くなる。底面は製品名やシリアルナンバーのステッカーが雑に貼られていた。また、底面の蓋と本体には若干隙間が見られたが、このような細かいことは気にしないほうがよさそうだ。

安さを感じさせないシンプルなデザイン。前面側面の小さな穴はスピーカーだ
安さを感じさせないシンプルなデザイン。前面側面の小さな穴はスピーカーだ
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 サイズは幅181×奥行き113.6×厚さ19.6ミリメートルで、接地面積は普通はがきサイズより一回り大きい。手のひらで楽に持てるサイズで、セカンドバッグにも入れられるため、持ち運びはしやすい。重さはパッケージには520グラムと記載されているが、実際に測ってみると543グラムだった。

6.5型の「iPhone Xs Max」と大きさを比較した。大型スマホと比べても一回り大きい程度。小さいカバンにも入れられる
6.5型の「iPhone Xs Max」と大きさを比較した。大型スマホと比べても一回り大きい程度。小さいカバンにも入れられる
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製品仕様に重量の記載は無い。パッケージには520グラムと記載されているが、実際に測ると543グラムだった
製品仕様に重量の記載は無い。パッケージには520グラムと記載されているが、実際に測ると543グラムだった
(写真は筆者)
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