コンビニに置かれているマルチコピー機が、今や競馬や競輪といった公営競技ファンの強い味方になっている。専門紙や予想をまとめたデータシートを販売しているのだ。知る人ぞ知る、コンテンツ流通経路としてのコンビニのマルチコピー機を紹介する。
コンビニエンスストアに置かれている「マルチコピー機」と呼ばれる複合機は、コピーだけでなく、パソコンのプリンターやスキャナーとしても活躍する。ビジネスではテレワークの強い味方になるが、プライベートで楽しく使える機能も数多く秘めている。知る人ぞ知る、コンテンツのプリント出力サービスを紹介しよう。
コンビニのマルチコピー機は、競馬や競輪といった公営競技ファンの秘密兵器になり得る、と言ったら驚かれるだろうか。競馬ファンが楽しみにしている2019年5月26日開催の日本ダービーも、マルチコピー機をフル活用するともっと楽しめるかもしれない。
セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートのコンビニ大手3社はシャープ製または富士ゼロックス製のマルチコピー機を導入している。具体的には、セブン-イレブンが富士ゼロックス製、ローソンとファミリーマートがシャープ製である。どのコンビニのマルチコピー機も「コンテンツプリント」という機能を備えている。
コンテンツプリントを使うと、様々な情報や画像をコンビニの店頭で紙に出力できる。マルチコピー機はいわば、紙に印刷したコンテンツの自動販売機なのだ。驚くのが、公営競技に関連したコンテンツの充実。中央競馬や地方競馬、競輪、競艇、オートレースの専門紙やデータシート、結果速報など、レースの予想に活用できる情報を手軽に購入できるのだ。紙に印刷されるので、赤鉛筆での書き込みも自由自在だ。