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 コロナ禍で、遠方に住む高齢の親と会いづらくなっている人は少なくないだろう。元気に過ごしているだろうと思いつつも心配は尽きない。かといって、用件もないのに頻繁に電話をかけるのも気が引けるものだ。

 こうした場合、コミュニケーションロボットを家族の見守りに活用できそうだ。その一例が、ユカイ工学が開発した「BOCCO emo(ボッコ エモ)」。スマートフォンの扱いが苦手なシニア世代でも操作できるコミュニケーションロボットである。

 家族が専用アプリからメッセージを送ると、BOCCO emoが音声でメッセージを読み上げる。親はロボットの再生ボタンを押すことで、受け取ったメッセージを繰り返し聞ける。さらにロボットの録音ボタンを押してBOCCO emoに話しかければ、その音声ファイルが家族のアプリに送られる。

 一般にシニア世代は、スマホやパソコンの操作や文字入力が困難な場合があるが、単機能の操作で音声ベースなら対処しやすい。

 ただし、BOCCO emoは導入時にネットワーク機器としてWi-Fiの接続設定を行わなくてはならず、シニア世代にはハードルが高い。自宅でインターネットを契約していないケースもあるだろう。

「BOCCO emo(ボッコ エモ)LTEモデル Powered by ネコリコ」
「BOCCO emo(ボッコ エモ)LTEモデル Powered by ネコリコ」
(出所:筆者、以下同)
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 この問題に対応したサービスが登場した。家庭向けのIoTサービス事業を手掛けるネコリコが2021年5月11日に開始した「BOCCO emo LTEモデル Powered by ネコリコ(以下、BOCCO emo LTEモデル)」のレンタルサービスである。

 同社がユカイ工学と協業して開発したBOCCO emo LTEモデル、付属機器、LTE通信サービスなどを合わせて月額1980円(税込み)で提供する。筆者はネコリコから実機を借りて、自分で機能を試した。