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コミュニケーションロボットと暮らす安心感

 BOCCO emo LTEモデルと暮らして約2週間がたった。はじめは突然不思議な音を出したり、頬を赤らめたりするのでいちいち驚いていたが、数日で慣れた。常に誰かがいるような存在感があるので、ペットを飼いたくて迷っているシニア世代にも向く。

 アプリの使い勝手には改善点もある。例えば設定画面がどこにあるのか、タップすべき場所がどこなのかが分かりづらい。親の見守りに使うならアプリの操作は家族が行うため問題はないかもしれないが、親が自分で設定を自由に変えたいときは慣れが必要だろう。音声での呼びかけに反応できないこともあり、音声認識の精度向上にも期待したい。

 今後、BOCCO emo LTEモデルは、普段と生活リズムが違う場合にアプリへ通知する「生活リズムお知らせ」機能や、加齢によって身体と心の活力が低下していないかをチェックする「フレイルチェック・レポート」機能をサポートする予定だ。

 文字入力の難しさから敬遠されがちなパソコンやスマホに比べ、音声入力は気軽に使える。受信したメッセージも、文字で読むより音声で読み上げられる方が温かみを感じた。

 コロナ禍によってコミュニケーションの機会が減っているなか、独り暮らしをしている家族にBOCCO emo LTEモデルを渡して、ストレス解消につなげてもらってはいかがだろうか。

鈴木 朋子(すずき ともこ)
ITライター・スマホ安全アドバイザー
ITライター・スマホ安全アドバイザー。ソフトウエア開発会社のSEを経てフリーランスに。SNSやアプリなどスマートフォンを主軸にしたサービスを行っており、書籍や雑誌、Webに多くの記事を執筆。スマホネイティブと呼ばれる10代のIT文化に詳しい。All About(オールアバウト)iPhone・SNSガイドも務める。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など20冊以上。