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都市伝説や嘘松、ねつ造が拡散する理由

 今回の件に限らず、ネットには以前からデマや嘘のニュースが蔓延しています。最近はSNSを通じて一斉に拡散されるようになりました。

 先ほどの「釣り」投稿のような、悪ふざけ投稿は日常的にあります。「○日に巨大地震が起こる」「○日に富士山が噴火する」といった予言系はLINEのタイムラインにも派生し、小中学生たちを震え上がらせています。昔は都市伝説として学校の噂になったものですが、今はネットを通じても広がるのです。

 また、「レジで順番を守らなかったシニアにガツンと注意したら拍手喝采された」「マクドナルドで女子高生が話してたけど~」といったツイートもよく見られます。うまくできすぎている話が多く、作り話と認定されると「嘘松」と呼ばれます。嘘松の由来は諸説あってはっきりしませんが、「電車内」や「女子高生」「外国人の友達」などのキーワードが入っていると創作の可能性が高まります。

 完全な作り話なら笑い事で済むのですが、事実をねつ造する投稿は問題ですよね。テレビ画面を撮影し、テロップを加工して実際には話していないセリフを言ったように見せた画像は、数え切れないほどネットに流れています。パッと見た感じでは本物の画面に見えるため、信じてしまうのも無理はありません。

 こうしたリツイートや「いいね!」を稼げそうな投稿は、投稿をパクる(=コピーする)「パクツイ」アカウントがさらに拡散するため、リテラシーの高い人は何度も目にすることになります。しかし、初めて見た人には驚きの事実として受け止められ、ついシェアしてしまうのです。

 米マサチューセッツ工科大の研究チームが2018年3月に発表した調査(学術誌「Science」:http://science.sciencemag.org/content/359/6380/1146.full)によると、Twitterでは誤ったニュースが正しいニュースよりも速く、そして広く拡散するとのこと。受け止める側が目新しいと感じると情報を共有する可能性が高い、と分析されています。

デマ情報は拡散しやすい……(写真:metamorworks/PIXTA)
デマ情報は拡散しやすい……(写真:metamorworks/PIXTA)
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