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 スイスLogitech Internationalの日本法人、ロジクールの「MX MASTER 3S アドバンスド ワイヤレス マウス」は、パソコン周辺機器の最上位ブランド「MXシリーズ」に属する最新のワイヤレスマウスだ。Bluetooth接続と付属レシーバーによる接続の2通りの接続方法に対応しており、電磁石制御のスクロールホイールや、アプリケーションごとにカスタマイズ可能な複数のボタンを備える。3台までの機器とペアリングしてボタンで切り替えて利用できるなど、高級マウスらしい多機能な製品だ。本体色はペイルグレーとグラファイトの2色。公式オンラインショップの販売価格は1万4960円(税込み)である。

ロジクールのワイヤレスマウス「MX MASTER 3S」。写真はグラファイトのモデル
ロジクールのワイヤレスマウス「MX MASTER 3S」。写真はグラファイトのモデル
(写真はスタジオキャスパー、以下同)
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 特徴は2019年に発売された前モデル「MX MASTER 3」に比べて静音性を大幅に高めた点だという。どれだけ静かになったのか、使い比べてみた。

前モデルより大幅に静音化

 MX MASTER 3Sの外観や機能はMX MASTER 3とほぼ変わらない。筆者の手は成人男性としては小さめだが、MX MASTER 3Sにかぶせると手のひらのくぼみや親指にフィットする形で握りやすい。重さは141グラムでマウスとしてはやや重めだ。

手を置いたときにフィットしやすい形状で、握りやすい
手を置いたときにフィットしやすい形状で、握りやすい
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 今回の目玉は、前モデルに比べて90%静音化されたというクリックボタンだ。家族のいる自宅はもちろんオフィスやコワーキングスペースでも、「マウスのクリック音を大きく響かせるのは周囲への迷惑になるのでなるべく避けたい」「静かに作業できるマウスやキーボードを使いたい」と考える人は多いだろう。