画面はさらに小さく、ポートはさらに多く
GPDがGPD MicroPCに、GPD Pocket 2よりさらに小さい6インチディスプレーを搭載したのは、サーバールームなどで作業するネットワークエンジニアなどをターゲットにした機種だからだ。画面の大きさや動作の速さよりも、狭いスペースでも使える点に重きが置かれているわけである。なお、ディスプレーにはタッチ機能が付いていない。
本体サイズも、GPD Pocket 2の181×113×8~14ミリに対して153×113×23.5ミリと、高さは増したものの幅は28ミリ狭くなっている。重量は440グラムで、GPD Pocket 2の510グラムより若干軽い。
小型化してはいるが、本体に搭載するポート類に関しては一切妥協が無い。むしろ、その充実ぶりは目を見張るものがある。
まず本体背面には、USB Type-C、USB Type-A×2、HDMI 2.0 Type A、RS-232、有線LAN(RJ-45)のポートがある。底面には銅ナットがあり、ネジでハンガー、スタンド、リフトなどに固定できる。
左側面にはUSB Type-AポートとmicroSDスロット、右側面にはリセットボタンが設けられている。そして前面にはイヤホンジャックと、落下防止用のストラップを付けられるストラップホールがある。
GPD Pocket 2が備えるポート類はUSB Type-A×2とUSB Type-C、イヤホンジャック、microSDスロットであるのと比べると、GPD microPCのポート類はかなり充実していることが分かる。RS-232やストラップホールがあるあたりは、用途を限定したプロ向けの製品だと感じる。