キーボードの下にはバックライトがあり、暗い場所でもキーの位置や印字が分かりやすい点は良かった。
横向きで使うときに便利なアプリや機能を装備
ディスプレーを開くと最大角で固定されるため、ノートPCのように好きな角度にできない。とはいえ、上下左右から見てもディスプレーの色合いの変化はほとんどなかった。
画面解像度は2160×1080ドット、画面比は2:1でありずいぶん横長だ。ChromeでWebサイトを表示しても十分に見やすい。画面のタッチ操作だけでなく、[Fn]キーと上下方向キーの同時押しでも画面をスクロールできる。
ノートPCのような横置きスタイルで使うことを前提に、面白いユーティリティーがインストールされている。
スペースキーの左にある、メーカーのエンブレムが入ったキーを押すと、アプリを起動できるメニュー「App Bar」が下から押し出されるように表示される。よく使うアプリは、このメニューに登録しておこう。普段は隠れた状態なので、画面を無駄に占有しない。
「Notes」は、左に日時やサムネイルのインデックス、右にその内容を表示するメモアプリだ。キーボード入力や音声認識で作成したテキストメモを保存できるほか、音声メモや添付ファイルなどをまとめられるすぐれものだ。アイデアを思いつくままに保存し、時系列ごとに自動で整理できる。
電話は、Cosmo Communicator with HDMIを閉じた状態でも、開いた状態でも使える。不在着信に折り返したり、通話した相手にもう一度電話をかけたりする場合は、閉じた状態で使えるディスプレー背面のタッチ対応有機ELパネルから操作できる。
このディスプレーでは通知欄の情報やアイコン、クイック設定パネルのアイコンなどを表示できる。連絡先も呼び出せるのだが、画面が小さいので使いにくい。液晶ディスプレーを開いた状態で連絡帳アプリを起動して、電話した方が楽だろう。