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 ソニーの「360 Reality Audio」は、立体的な音場を作り出す立体音響技術だ。周囲360度の空間から音が聞こえてくるように感じられるという。海外では2019年から提供しており、国内でも2021年4月に本格的な展開を始めた。

ソニーの立体音響技術「360 Reality Audio」はヘッドホンや認定スピーカーで楽しめる
ソニーの立体音響技術「360 Reality Audio」はヘッドホンや認定スピーカーで楽しめる
(出所:スタジオキャスパー、記載のないものは以下同)
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 一般的なステレオやサラウンドでは、ユーザーを平面的に取り囲むようにスピーカーを配置して音場を作る。360 Reality Audioでは、音源に距離や角度などの位置情報を付け加えることで、ユーザーを中心に音を球状の空間に配置した仮想の音場を作り出し、音に囲まれているような感覚を生み出す。

 そのためには音源側の対応が必要で、音楽配信サービスの「Amazon Music HD」「Deezer HiFi(360 by Deezerアプリを使用)」「nugs.net」などが、対応する音源を配信している。2021年7月時点の楽曲数は4000曲以上で、国内アーティストの音源も増えつつある。

 聴くために特別な機材は必要なく、手持ちのスマートフォンとヘッドホンで楽しめる。後述する「360 Reality Audio認定機器」のスピーカーなどを使うと、よりリアルな臨場感で楽しめるという。一般的なワイヤレスヘッドホンのほか、360 Reality Audio認定ヘッドホンと認定スピーカーを用意して体験してみた。