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豊富で長く使えるアクセサリー

 アクセサリーの豊富さも特長の1つだ。マクロ撮影時に近距離の被写体に均一の光を当てる「LEDライトガイド」や「フラッシュディフューザー」、本体に傷が付かないようにする「シリコンジャケット」、スキューバダイビングにも使える耐圧水深45メートルの「防水プロテクター」、ベルトやバッグにカメラを固定する「スポーツホルダー」など、メーカー純正アクセサリーを多数用意している。

純正アクセサリー製品「スポーツホルダー」を使うと、Tough TG-6をバッグにしっかりと固定できる
純正アクセサリー製品「スポーツホルダー」を使うと、Tough TG-6をバッグにしっかりと固定できる
(撮影:稲垣宗彦)
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 本体にねじ込み式で取り付ける魚眼レンズのアクセサリー「フィッシュアイコンバーター」がTough TG-6と同時に発売された。これを使うと、人間の視野では不可能な広い範囲を撮影できて面白い。魚眼レンズの画角は180度で、カメラより前にあるものが全て1枚の写真に収まる。

Tough TG-6単体で撮影した林の写真
Tough TG-6単体で撮影した林の写真
(撮影:稲垣宗彦)
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上の写真と同じ場所でTough TG-6にフィッシュアイコンバーターを装着して撮影した写真
上の写真と同じ場所でTough TG-6にフィッシュアイコンバーターを装着して撮影した写真
(撮影:稲垣宗彦)
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Tough TG-6にフィッシュアイコンバーターを装着して撮影した新宿・歌舞伎町一番街。カメラの真上にある照明や真横にある看板も1枚の写真に撮影できる
Tough TG-6にフィッシュアイコンバーターを装着して撮影した新宿・歌舞伎町一番街。カメラの真上にある照明や真横にある看板も1枚の写真に撮影できる
(撮影:稲垣宗彦)
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 マクロ撮影機能をフル活用したい場合は、LEDライトガイドかフラッシュディフューザーを持っていると便利だ。被写体にギリギリまで近づいても撮影者の影を作らずに明るい写真を撮れる。

 LEDライトガイドとフラッシュディフューザーはレンズの前に装着するアクセサリーで、厚さはおよそ1センチメートルだ。紙幣や液晶パネルなど平面な被写体だと、カメラを密着させて顕微鏡モードで撮影できる。アクセサリーのおかげで1センチメートルほど被写体とレンズが離れるからだ。

 Tough TGシリーズのアクセサリーは長く使える。以前の機種に向けて発売されたアクセサリーの多くは、Tough TG-6でも利用できる。それを可能にするためか、新機種になっても外見の変更はごくわずかだ。Tough TG-6と従来機種のTough TG-5を並べると、レタリングの文字とネジの色くらいしか変わりがない。シリーズを通して愛用しているユーザーからすると、変わらないことが利点になっている。

 海や川、山に連れ出すのもよし、身近なものを顕微鏡モードで撮影するのもよし。水中撮影と高性能なマクロ撮影を備えたTough TG-6は、夏休みに大活躍するはずだ。

稲垣 宗彦(いながき むねひこ)
スタジオベントスタッフ
高校在学中から、電波新聞社の「月刊マイコン」「マイコンBASICマガジン」でゲームレビューやイベントリポートを中心に執筆し、ライターとしての活動を開始。趣味のゲームを仕事にしてしまったことを後悔し始めた頃に、中学校時代まで熱中していた釣りを再開。近年はアウトドア関連の他、財布やバッグといった小物の記事なども手掛けている。