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 写真共有SNS(交流サイト)の「Pinterest」がZ世代(本稿では2021年で18~24歳の人)やミレニアル世代(同25~44歳の人)を中心に人気を博している。2010年に米Pinterest(ピンタレスト)が同サービスを開始して以来、大ブームにこそ至っていないものの、着実にユーザー数を増やしてきた。MAU(月間アクティブユーザー)は2021年2月に世界で4億5000万人を超えた。

 MAUの75%は米国以外のユーザーが占めており、日本でも人気だ。米ニールセンの2020年12月調査において、日本のMAUは前年比で1.6倍の870万人に達した。

 Pinterestは「Pin」と呼ぶ画像や動画のブックマークを介して、「Interest(興味・関心)」とつながるツールだ。Pinterestはユーザーの行動を学習し、その人が好みそうな投稿を優先して表示する。誰かを積極的にフォローしなくても、情報が自然に集まる仕組みである。

 気になる画像などをPinすると、自分のボードに登録され、いつでも参照できる。部屋の模様替えをしたい、新たな服を購入したいというように、何かを始めたいときにまずPinterestで検索するといった使い方が多いようだ。リンク先に購入ページがあれば、そのまま購入も可能だ。

 Z世代とミレニアル世代がPinterestを好む理由は、画像や動画で感覚的に情報を得られるほか、「白いサンダル」のような日常的に用いる単語で検索できるからだろう。情報を得たいときにSNSで検索する世代にとって、Pinterestはなじみやすい。

 Pinterestでの検索数は、Z世代やミレニアル世代が注目するキーワードを反映している。彼ら彼女らはPinterestで何を検索しているのだろうか。

写真共有SNS「Pinterest」の画面
写真共有SNS「Pinterest」の画面
(出所:Pinterest Japan)
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ニーズが検索キーワードに表出

 2021年6月にPinterestは「Pinterestの検索データに見るZ世代とミレニアル世代のトレンド傾向」を発表し、Z世代とミレニアル世代が検索したメークやインテリア、ファッションに関する商品の分析結果を示した。同社が欧米で導入した「Shop tab(ショップタブ)」と呼ぶ、ユーザーが商品を購入可能なページにおいて、2021年5月の検索数が同年4月と比べてどう変わったかを紹介している。分析結果から注目のポイントを挙げていこう。