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 USB端子からの給電で外出先でも手軽に使えるようにしたポータブル(可搬)ディスプレーが流行しつつある。パソコンと接続すればマルチディスプレー環境になり、デスクトップ画面を広く利用できる。

 パソコンディスプレーの形状は画面のアスペクト比(横と縦の比率)が16:9などの長方形が一般的だったが、最近は横方向に広い画面の製品も登場している。同様にポータブルディスプレーにも、より細長い画面の製品が出てきている。横置きにしてメインディスプレーに収まらない情報を表示したり、縦置きにしてSNS(交流サイト)やニュースのタイトル一覧を表示しておいたり、といった使い方に向いている。

 アイティプロテック(千葉県柏市)の「LCD12HCV-IPSW」は12.6型でアスペクト比37:10、解像度1920×515ドットという、非常に細長い画面が特徴のポータブルディスプレーだ。例えば「14型ノートパソコンのディスプレーを下半分だけ残した状態」を想像すると、このディスプレーのサイズ感や形状を把握しやすいだろう。本体の大きさは幅322×奥行き21×高さ101mmと、パソコンディスプレーとしては小さい。重さは283g(本体のみ)で、持ち上げてみるとかなり軽く感じる。

アイティプロテックの「LCD12HCV-IPSW」は、アスペクト比37:10の横長画面を持つポータブルディスプレー。2022年9月16日に発売予定で、大手家電量販店での販売価格は3万円(税込み)前後の見込みだ
アイティプロテックの「LCD12HCV-IPSW」は、アスペクト比37:10の横長画面を持つポータブルディスプレー。2022年9月16日に発売予定で、大手家電量販店での販売価格は3万円(税込み)前後の見込みだ
(写真はスタジオキャスパー、以下同)
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画面を縦向きに配置した。光沢画面だが光の反射や映り込みが気にならない。なお縦画面の場合、接続機器側で画面の向きの調節が必要だ
画面を縦向きに配置した。光沢画面だが光の反射や映り込みが気にならない。なお縦画面の場合、接続機器側で画面の向きの調節が必要だ
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 接続端子やボタンなどはすべて背面に配置している。ベゼルはつや消しの黒色でメーカーの印字は一切ない。見た目はとてもシンプルだ。

 各種設定は背面の3つのボタンを押して操作する。背面ボタンは横画面だと正面から向かって左側、縦画面にすると上側に配置されるので押しやすい。端の2つのボタンで設定項目の選択、中央のボタンで確定、中央のボタンの長押しで元に戻る操作方法で、直感的に操作しやすい。ただし縦配置で使用しているときも設定画面は横画面と同じ向きで表示されるため、使い方によっては設定しづらいかもしれない。