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 地図検索画面にはデフォルトで現在地エリアが表示される。別のエリアを検索したい場合は、ドラッグで地図を動かし、該当エリアを表示して検索を行う。「カフェ」「レストラン」「観光名所」「ホテル」などのカテゴリーボタンが用意されているので、近くのカフェを探すこともできる。

 見つけたスポットには、住所や営業時間、Webサイトなどが表示される。住所をタップすると地図アプリが起動し、経路案内も利用できる。Instagramの公式アカウントを持っているスポットであれば、リンクをたどって公式アカウントのページから詳しい情報を得られる。ユーザーの投稿から公式情報へのスムーズな導線となる。

 スポットの公式アカウントが店舗の予約やテークアウト/デリバリーの注文に対応している場合は、そのまま手続きに進める。Instagramは飲食店情報サイト「ぐるなび」やデリバリーサービス「Uber Eats」などと連携している。

地図検索でたどり着いた公式アカウントからレストランの予約に進める
地図検索でたどり着いた公式アカウントからレストランの予約に進める
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SNSで人気のスポットをすぐに探せる

 Instagramの地図検索の特性として、投稿されにくいスポットは見つけるのが難しい。ユーザーはスポットを気に入ったときにInstagramへ投稿するので、マイナスの評価も含めて判断したい用途には向かない。また一般的な地図検索サービスと比べ、現状では情報量が少ない。

 それでも、Instagramの地図検索ならではの魅力がある。それは「Instagramのユーザーが好むスポットを探せる」ことだ。息をのむほど美しい風景、店内のデザインがおしゃれなカフェ、チーズがとろける料理などは、エリアによってはすぐに見つけられる。流行に敏感な人や、SNSへの投稿を趣味としている人に最適だ。Instagramのアプリを開いて、すでに使えるようであれば一度試してみてほしい。

 レストランなど店舗を持つ企業にとっては、強力な導線ができたことになる。ユーザーのポジティブな投稿により、来店客が増えることを期待できる。企業はこれを機に、公式アカウント(Instagramではビジネスアカウントと呼ぶ)を作成してはいかがだろう。ユーザー任せにしておくと誤った情報が流れることもあるが、公式アカウントがあれば店舗から正確な情報を発信できる。コロナ禍で日々状況が変わるなか、スポットとそこを訪れる人の双方にとってメリットとなるはずだ。

鈴木 朋子(すずき ともこ)
ITライター・スマホ安全アドバイザー
鈴木 朋子(すずき ともこ) ITライター・スマホ安全アドバイザー。ソフトウエア開発会社のSEを経てフリーランスに。SNSやアプリなどスマートフォンを主軸にしたサービスを行っており、書籍や雑誌、Webに多くの記事を執筆。スマホネイティブと呼ばれる10代のIT文化に詳しい。All About(オールアバウト)iPhone・SNSガイドも務める。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など20冊以上。