厚みのある音で映像の迫力が増す
実際に自宅でセッティングし鳴らしてみた。音はテレビの内蔵スピーカーに比べてボリューム感があり、中~低音域が豊かで厚みがあるように聞こえた。テレビ放送のドラマやスポーツ番組、Blu-ray Discの音楽コンテンツや映画、アマゾンプライムビデオやYouTubeなどの動画配信サービスを視聴したところ、特に音楽コンテンツや映画で音の迫力が各段によくなったと感じた。迫力のある音で視聴することで、聞き慣れた・見慣れた音楽コンテンツや映画などの印象も変わって新鮮な気分で楽しめる。
Sonosアプリでスピーチ強化(スピーチエンハンスメント)機能を使うと、人の声がより明瞭になり、セリフを聞き取りやすくなった。ナイトサウンド設定をオンにすると、静かな音は大きくして、大きな音は抑制してくれる。これらの機能を使うことで、夜間でも周囲に迷惑がかからないように、小さめの音量でテレビを楽しめる。音にもっと迫力が欲しい場合は、サブウーファー「Sonos Sub Mini」(公式オンラインショップでの価格は6万4800円)などをホームネットワークに追加して低音を強化できる。
次に、テレビを介さずに直接Sonos Rayから音楽配信サービスやスマホに保存してある音源を聞いてみたところ、音楽再生に使っても違和感のない音だと感じた。音量をかなり大きくできるので、迫力ある音でテレビ視聴も音楽再生もできるAV視聴環境が手に入る。なおBluetoothには対応していないので、Bluetooth接続スピーカーとしては使えない。