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テレワークの頻度が高いならオフィスチェアの購入も

 自宅でテレワークをする頻度が高いならば、オフィスチェアを購入するのも手だ。机はダイニングテーブルのままでも、椅子を変えるだけで十分な環境改善を見込める。一般的なオフィスチェアは40~50センチメートルの幅で高さを調整できる。ダイニングテーブルで作業をする場合、椅子を低めに設定すればいい。

 オフィスチェアは、座ったとき自然と背骨がS字型を描く姿勢となるように設計されている。例えば、背もたれの下部が前方へせり出した形状になっている。オフィスチェアの中には、背もたれに「ランバーサポート」と呼ばれる腰を支える機能を持つ製品もある。深く腰掛ければ自然と背骨がS字型になり、長時間作業しても疲れにくい。

 座面に工夫を凝らしたオフィスチェアもある。例えば内田洋行の一部の製品は「座骨前方サポート」という機能を持つ。座面の奥部中央がくぼみ、お尻がはまり込む。自然と深く腰掛ける姿勢に誘導され、長時間座り続けても姿勢が崩れにくい。

座骨前方サポート機能を持つ椅子。座面が複雑な曲面で構成されている
座骨前方サポート機能を持つ椅子。座面が複雑な曲面で構成されている
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 筆者は1986年にライターを始めてから、30年以上にわたり自宅をメインの作業場にしてきた。その経験から言うと、作業用の椅子にはかなりの予算をつぎ込んでもお釣りがくる。安価なオフィスチェアを使った経験もあるが、座り心地が悪く耐久性に欠けていた。8年前に思い切って高価なオフィスチェアを購入したところ、長時間座っても疲れにくいことに驚いたし、今も故障せずに使えている。

 筆者の経験から、自宅用オフィスチェアの条件をまとめると以下のようになる。できるだけ多くの条件を満たすように椅子を選ぶと後悔が少ないはずだ。

  • ランバーサポート機能はあったほうがいい
  • ひじ掛けはあったほうがいい
  • 座面の高さ、ヘッドレスト、ひじ掛け、ランバーサポートの位置など、調整できる箇所はなるべく多く、調整範囲が広いほうがいい
  • 背もたれは大きくて安定感のあるほうがいい

 自宅に置く場合、他のインテリアとマッチするかどうかを重視する人も少なくないだろう。最近は木目調のインテリアを中心にしたオフィスが流行しており、木製のオフィスチェアも登場している。高さ調整やしなる背面など一般的なダイニングチェアよりパソコン作業に向く機能を搭載している。こうした椅子を選んでもいいだろう。

内田洋行が販売している木目調の折りたたみ机とオフィスチェア「MUチェア」の組み合わせ。こうしたデザインだと自宅のインテリアにも溶け込みそうだ
内田洋行が販売している木目調の折りたたみ机とオフィスチェア「MUチェア」の組み合わせ。こうしたデザインだと自宅のインテリアにも溶け込みそうだ
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 働き方の多様化とともに、今後さらにテレワークが広がっていくはずだ。テレワークが本格化するほど作業環境作りが重要になる。今回挙げたポイントを参考に、腰痛や肩こりを誘発させにくいテレワーク環境を作ってほしい。

稲垣 宗彦(いながき むねひこ)
スタジオベントスタッフ
高校在学中から、電波新聞社の「月刊マイコン」「マイコンBASICマガジン」でゲームレビューやイベントリポートを中心に執筆し、ライターとしての活動を開始。趣味のゲームを仕事にしてしまったことを後悔し始めた頃に、中学校時代まで熱中していた釣りを再開。近年はアウトドア関連の他、財布やバッグといった小物の記事なども手掛けている。