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 「チューナーレステレビ」が注目を集めている。テレビチューナーを内蔵しないため、地上波・BS・CSといったテレビ放送は単体では視聴できない。ただしインターネットに接続できるので、「YouTube」「Netflix」「Amazon Prime Video」などの動画配信サービスを介して映像コンテンツを楽しめる。

 現在、家電メーカーや量販店のプライベートブランドのチューナーレステレビが流通している。ただし価格が通常のテレビと同じだったり、わずかに高価だったりするため、購入をためらっている人もいるだろう。筆者はドウシシャの「ORION AndroidTV搭載 チューナーレス スマートテレビ」を使う機会があった。ここではチューナーレステレビのレビューをお届けする。

ドウシシャの「ORION AndroidTV搭載 チューナーレス スマートテレビ 32v型 SAFH321」。直販価格は3万2800円(税込み、2022年10月27日時点)
ドウシシャの「ORION AndroidTV搭載 チューナーレス スマートテレビ 32v型 SAFH321」。直販価格は3万2800円(税込み、2022年10月27日時点)
(写真:スタジオキャスパー)
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設置場所に困らない

 ORION AndroidTV搭載 チューナーレス スマートテレビにはいくつかの画面サイズがあり、今回は32v型(型番SAFH321)を使用した。通常のテレビと同様に、HDMI端子やコンポジット入力といった映像入力端子を備える。有線LANや無線LAN、Bluetoothといったネットワークに対応し、OSとして「Android TV」を搭載する。Android TVはスマートフォンやタブレットで使われるAndroidをベースに、テレビやネットワークプレーヤー向けにカスタマイズしたOSだ。

 通常のテレビと比較して、チューナーレステレビは楽に設置できる。通常のテレビはアンテナ線を接続しなければならないため、アンテナ線の差し込み口の近くに設置することが多い。一方、チューナーレステレビは電源ケーブルをコンセントに挿すだけで利用できる。電源ケーブルを挿した後、画面の指示に従いWi-Fiに接続するだけでインターネットへの接続が完了する。コンセントがありWi-Fiに接続できる場所ならどこにでも設置できるのはうれしい。

コンセントに電源ケーブルを挿してWi-Fiに接続するだけで利用できる
コンセントに電源ケーブルを挿してWi-Fiに接続するだけで利用できる
(写真:スタジオキャスパー)
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予想よりもサクサク操作できた

 SAFH321の電源を入れるとホーム画面が表示される。その画面から各動画配信サービスやアプリケーションを選べる。ただし初回起動時は電源を入れてからホーム画面が表示されるまで2~3分ほどかかってしまった。2回目以降は1~2秒で画面が表示されたので、スリープ機能が備わっていると思われる。

 ホーム画面の描画やカーソルの動きは素早く、付属するリモコンを使って軽快に操作できるのでストレスを感じない。また動画を再生するまでに2~3秒程度しかかからず、動画を指定位置から再生するのも早い。見たい場面に素早く切り替えられる。

 通常のテレビに付属するリモコンは1~12のチャンネルボタンを備えており、それで視聴する番組を切り替える。しかし一般的なチューナーレステレビのリモコンには、チャンネルを選択するボタンはない。SAFH321も同様である。基本操作の上下左右のボタンと「OK」ボタン、「ホーム」ボタン、「←」(戻る)ボタンが配置されている。操作がシンプルなので扱いやすい。

SAFH321に付属するリモコン。動画配信サービスのボタンを備えており、その視聴アプリを瞬時に開ける
SAFH321に付属するリモコン。動画配信サービスのボタンを備えており、その視聴アプリを瞬時に開ける
(写真:スタジオキャスパー)
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 SAFH321のリモコンはチャンネルボタンの代わりに「YouTube」「Netflix」「Amazon Prime Video」「Google Play」のボタンを備えている。ボタンを押すと、動画配信サービスの視聴アプリが瞬時に開く。上記の4つの動画配信サービスは視聴アプリがプリインストールされているため、各アプリの初回起動時にアカウント情報を入力するだけで利用できる。「Google Play ストア」から動画アプリをインストールすることも可能だ。

「Google Play ストア」でアプリをインストールできる
「Google Play ストア」でアプリをインストールできる
(写真:スタジオキャスパー)
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