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 Threadsアプリをインストールして起動すると、その狙いは一目で分かる。最初にやることは「親しい友達リスト」の作成なのだ。Instagramでフォローしている人のリストが表示され、そこから選択してリストを作成する。Threadsでメッセージ(写真や動画、文字、スタンプなど)を送信できるのは、このリストに入れた人だけだ。「親しい友達リスト」に登録したことは相手に通知されない。

Threadsの親しい友達リストの設定画面
Threadsの親しい友達リストの設定画面
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 Threadsでは「親しい友達リスト」に登録した相手からのメッセージだけが表示される。それ以外の相手からのメッセージはThreadsではなく、Instagramのダイレクトメッセージとして表示される。これは、相手がThreadsから送信した場合、つまり相手が自分を「親しい友達リスト」に登録していたとしてもそうだ。

 送信側、受信側の両方がThreadsでメッセージをやり取りするのは、互いに「親しい友達リスト」に登録した友達同士だけとなる。

 つまり、親密度に応じた使い分けのためにリリースされたアプリといえる。親しい友達との気軽で親密なやり取りはThreadsで、相互フォロー以上の付き合いがない人とはInstagramのダイレクトメッセージでコミュニケーションを取るのだ。

 やり取りする相手を親しい友達に限定するのは、若者の間でヒットする起爆剤になるかもしれない。筆者が取材している範囲では、10代を中心に特に親しい友達とのやり取りにあえてLINEを避ける人が増えている。そこにThreadsが入り込む余地がありそうだ。

 LINEは広く普及しているがゆえに、クラスメートやバイト仲間、会社の同僚など多くの人とつながり、重要ではない雑談が増えがちだ。公式アカウントからのメッセージも多い。どうしても未読のまま放置するメッセージが出てくる。未読数を通知するバッジが何百、何千と大きな数字になっている若者も少なくない。いわゆる「LINE疲れ」の状況だ。

 そのため、特に親しい友達とのやり取りにTwitterやInstagramのダイレクトメッセージを使っているという声を聞く。メッセージを見逃したくないからだ。親しい友達とのコミュニケーションに特化して設計されているThreadsは、LINE疲れをしている若者のニーズと合致するかもしれない。

現在地やバッテリー残量からステータスを自動表示

 こうした親しい友達とのコミュニケーションをより楽しく、快適にする機能を搭載しているのもThreadsの特徴だ。

 Threadsアプリを起動すると、スマホのカメラによる撮影画面が表示される。写真や動画によるコミュニケーションが最初の選択肢になるのはInstagramらしい。画面の下部には通常のシャッターボタンと友達のアイコンが並ぶ。友達のアイコンはショートカットになっており、2タップで写真や動画を送信できる。最大8人まで設定できるので、特にやり取りの多い友達を設定する。