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魅力的なスマホだが一部の機能は「おあずけ」

 Pixel 4シリーズは優れたカメラ機能、高い処理性能と魅力の多いハイエンドスマホだ。グーグルが提供する最新機能をいち早く利用できるので、最新ガジェットが好きな人はもちろん、Android向けのアプリ開発を行っているエンジニアにも向く。

 Pixel 3シリーズと比較してほとんどの部分が強化されているが、Googleストアでの価格はPixel 3シリーズより少し安い。これからグーグル純正スマホを購入するなら、断然Pixel 4シリーズだろう。特にPixel 4はコンパクトで持ちやすくハイスペックなスマホが欲しい人におすすめしたい。

 ただ、「もう少し待つ」という選択肢もある。というのも、目玉機能の一部がまだ利用できなかったり、生体認証に問題を抱えた状態であったりするからだ。

 製品発表時、離れた場所にある物体の動きなどを電波で検知するレーダーセンサー技術を使って、手を触れずに楽曲の先送りなどの操作ができる新機能「モーションセンス」が話題になった。だが、この機能は日本では法令の関係もあって現時点では利用できない。グーグルは2020年春以降にソフトウエアアップデートで使えるようになるとアナウンスしている。この機能が目当ての人はしばらく待たないといけない。

 レコーダーアプリもPixel 4で搭載された面白い新機能の1つだ。音声を録音しながらテキストに変換して記録できる。会議や商談などの文字起こしに役立ちそうだが、2019年11月6日時点で対応するのは英語だけ。グーグルは日本語対応に向けた取り組みを進めているとしているが、リリース時期は未公表だ。

レコーダーアプリの音声文字変換機能を使うと、録音しながら音声を文字で表示してくれる。現在は英語のみ対応
レコーダーアプリの音声文字変換機能を使うと、録音しながら音声を文字で表示してくれる。現在は英語のみ対応
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 生体認証機能は、Pixel 3にあった指紋センサーがなくなり、フロントカメラを使った顔認証になった。反応速度はまずまずでストレスなく使えるが、現時点では目をつぶった状態でも認証してロックを解除できてしまうという問題がある。居眠りしているときの寝顔を使って、他人がロックを解除する恐れがあるのだ。これは早くアップデートで改善してほしい。

湯浅 英夫(ゆあさ ひでお)
ライター
元ジャズミュージシャンのライター。PC、スマホ、ネットサービスなどIT関連を中心に執筆しつつ、たまにウッドベースやエレキベースを弾いている。音楽の守備範囲はジャズから古いソウル、ロック、AOR、MPBまで雑食。ジャズと楽器には少しうるさい。