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 モバイルバッテリーを携帯していると、スマートフォンやタブレットなどのIT機器が充電切れしたときに役立つ。USB PD対応のパソコンであれば、モバイルバッテリーから充電できることもあり、より高出力・大容量の製品が欲しいとのニーズは根強い。

 そんな要望に応えるモバイルバッテリーが登場した。アンカー・ジャパンが2022年9月に発売した「Anker 737 Power Bank(PowerCore 24000)」だ。直売価格は1万9990円(税込み)。出力はモバイルバッテリーとしては驚きの最大140Wで、公称容量は2万4000mAhである。

アンカー・ジャパンが発売したモバイルバッテリー「737 Power Bank(PowerCore 24000)」。直売価格は1万9990円(税込み)
アンカー・ジャパンが発売したモバイルバッテリー「737 Power Bank(PowerCore 24000)」。直売価格は1万9990円(税込み)
(写真:スタジオキャスパー)
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最大140Wの出力が可能

 737 Power Bankは1つのUSB Type-A端子と、2つのUSB Type-C端子の計3つのUSB端子を備えている。2つのUSB Type-C端子のうち1つは「USB-C1」と呼ばれ、USB Power Delivery 3.1で追加された、USB PD EPR(Extended Power Range)を利用できる。対応機器を接続すると、1端子につき最大電圧28V、最大電流5Aで充電可能だ。つまり最大140Wで出力できる。

USB Type-C端子を2つ、USB Type-A端子を1つ備える。USB Type-C端子のうち写真上側の「USB-C1」はUSB PD 3.1に対応し、1端子で最大140Wを出力可能
USB Type-C端子を2つ、USB Type-A端子を1つ備える。USB Type-C端子のうち写真上側の「USB-C1」はUSB PD 3.1に対応し、1端子で最大140Wを出力可能
(写真:スタジオキャスパー)
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 もう1つのUSB Type-C端子は「USB-C2」と呼ばれる。この端子は、最大100Wまでの出力が可能だ。3つのUSB端子を合わせて最大140Wまで出力できるので、米Appleの「MacBook Pro(16インチ、2021)」への電力供給や充電が可能だ。IT機器によっては、USB-C1とUSB-C2の双方に別の機器を接続しても充電できる。

 737 Power Bankのサイズは幅55×奥行き156×高さ49mm。重さは632グラムである。体積は500mlのペットボトルより一回り小さく、缶コーヒーやエナジードリンクなどに使われている200mlの飲料缶の大きさに近い。形状が細長いため、奥行きが短いビジネスバッグにも収納しやすい。付属する専用の収納ポーチを利用すれば、付属ケーブルとセットで持ち運べる。

サイズは幅55×奥行き156×高さ49mmで大容量モバイルバッテリーとしては小さく感じる。「motorola edge 20」(写真右)よりも幅や奥行きが短い
サイズは幅55×奥行き156×高さ49mmで大容量モバイルバッテリーとしては小さく感じる。「motorola edge 20」(写真右)よりも幅や奥行きが短い
(写真:スタジオキャスパー)
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小型ディスプレーが便利

 737 Power Bankは小型ディスプレーを備える。バッテリーの残量や、消費電力から推定した利用可能時間を表示する。コンセントにつないで充電するタイミングを判断しやすいので便利だ。USB端子ごとに消費電力を表示するのもうれしい。充電している機器ごとに必要な電力を把握できる。

搭載する小型ディスプレーにバッテリー残量や各端子の消費電力などを表示する
搭載する小型ディスプレーにバッテリー残量や各端子の消費電力などを表示する
(写真:スタジオキャスパー)
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 側面のボタンを押すと、表示内容が切り替わる。製品本体の温度や過去の積算充電容量、充電回数などを確認できる。これらの情報から、バッテリーの利用状況を管理したり、寿命を推測したりできる。