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分かりやすい使いこなし例は「首相官邸」

 ストーリー機能の人気に拍車をかけているのが、「質問」や「アンケート」などのインタラクティブなスタンプだ。LINEは実装していないが、Instagramは「質問」「アンケート」「絵文字スライダー(どれぐらい?という質問形式)」「クイズ」の4種類、Facebookは「質問」と「アンケート」の2種類のインタラクティブなスタンプを用意している。

 投稿のネタは無いがフォロワーと交流したいとき、このインタラクティブなスタンプが有効だ。「そばとうどん、どっちが好き?」「今日雨が降ると思う人」など雑談レベルの投稿を気軽にできる。閲覧者も気軽に返信できるので、交流しやすい。

 ストーリー機能のこうした「カジュアル感」をうまく使っているのが首相官邸(アカウント名は@kantei)だ。フィードにはフォーマルな写真や動画を投稿する一方、ストーリーとしてスタッフが撮影した動画や首相が訪れた街の風景など、オフショットのような写真を投稿している。安倍晋三首相の欧米訪問の際には、訪れた国の首都を訪ねるクイズのスタンプを貼り付けている。

首相官邸のInstagramストーリーズの例。クイズスタンプで交流できる
首相官邸のInstagramストーリーズの例。クイズスタンプで交流できる
(出所:首相官邸のInstagramページ)
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 「スタンプの使いこなし方が女子高生並みにすごい」との声も上がるほど、若者世代のストーリーズの使い方をよく研究している様子がうかがえる。本来、ストーリーは24時間で消えるが、首相官邸のアカウントは後述するアーカイブ機能を使って過去に投稿したストーリーを残している。ストーリー機能がどういうものかを知るのにうってつけの投稿者だ。

 国内外を問わず、多くの芸能人がストーリー機能を活用している。自撮りしたり身近なスタッフが撮影したりした写真や動画を投稿し、テレビや雑誌とは異なる表情をファンに見せている。縦の画面が顔を表示するのに向いていて、オフショットにちょうどいい。

 InstagramとFacebookでは、投稿者が気に入ったストーリーを「アーカイブ」としてプロフィールページに残せる。複数のストーリーをカテゴリーで分類する機能もある。アーカイブはプロフィール画面に並べて置くことができ、閲覧者には並べた順番に再生される。話題が展開するようにストーリーを並べている投稿者もいる。

首相官邸のInstagramでは、プロフィールページにアーカイブが残されている
首相官邸のInstagramでは、プロフィールページにアーカイブが残されている
(出所:首相官邸のInstagramページ)
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