全2670文字
PR

 ソニーが2022年10月に発売した「VLOGCAM ZV-1F」(以下、ZV-1F)は、日常を動画で撮影してSNSに投稿するVlog(VideoBlog)などの動画撮影を重視したデジタルカメラ「VLOGCAM」シリーズのエントリーモデルだ。自撮りしやすい広角単焦点レンズとバリアングル式の液晶ディスプレー、指向性の高いマイクを搭載している。プリセットから選ぶことで好みの画作りができる機能や、商品レビュー動画の撮影に向いたモードなどを備える。

 主なターゲットは、これから動画撮影や映像制作を始める人や、スマートフォン撮影からステップアップしたい人だ。パソコンとUSBケーブルでつなぎ、高画質のWebカメラとして使うことも可能。大手家電量販店の販売価格は7万3940円(税込み)程度と、2020年6月発売のズーム付きレンズ搭載モデル「VLOGCAM ZV-1」(以下、ZV-1)より価格を抑えた。

ソニーのデジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1F」。動画撮影を重視した製品で、スマートフォンでの動画撮影からステップアップしたい人が主なターゲット
ソニーのデジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1F」。動画撮影を重視した製品で、スマートフォンでの動画撮影からステップアップしたい人が主なターゲット
(写真:スタジオキャスパー)
[画像のクリックで拡大表示]

自撮り向きのレンズと液晶ディスプレー

 ZV-1Fの最大の目玉は、35mm判換算で20mm相当の単焦点レンズを搭載する点だ。レンズの明るさはF2.0(開放)で、背景ボケを生かした撮影にも向く。液晶ディスプレーは角度の変更が可能なバリアングル式で、前に向けると自分の姿を確認しながら自撮りできる。カメラを高く掲げてのハイアングル撮影や、低く構えてのローアングル撮影もやりやすい。

外観とサイズは2020年6月発売の上位モデル「VLOGCAM ZV-1」に似ているが、より広角の単焦点レンズを搭載し、やや軽くなっている
外観とサイズは2020年6月発売の上位モデル「VLOGCAM ZV-1」に似ているが、より広角の単焦点レンズを搭載し、やや軽くなっている
(写真:スタジオキャスパー)
[画像のクリックで拡大表示]
液晶ディスプレーは3.0型でバリアングル式。本体上部に取り付ける、風切り音を低減するウインドスクリーンが付属する
液晶ディスプレーは3.0型でバリアングル式。本体上部に取り付ける、風切り音を低減するウインドスクリーンが付属する
(写真:スタジオキャスパー)
[画像のクリックで拡大表示]

 上位モデルとなるZV-1は35mm判換算で24~70mm相当のズームレンズを搭載している。ZV-1Fはズームレンズではないが、ZV-1より一度に広い範囲を写せる。最短撮影距離はレンズ先端から約5cm。机の上に置いて商品紹介動画を撮影するときなどに、カメラを被写体にかなり近づけてもピンボケせずに撮れる。

 撮像素子はZV-1と同じ1.0型のCMOSセンサーで、有効画素数は約2010万画素だ。撮影機能はZV-1に近い。動画撮影は4K/30p記録に対応しており、5倍のスローモーション撮影や60倍のクイックモーション撮影もできる。商品紹介動画などで印象に残る映像を撮りたい場合に役立ちそうだ。