1745件に上るシステム導入/刷新プロジェクトのうち、約半数の47.2%が「失敗」──。日経コンピュータが10年ぶりに実施した独自調査から、コスト・納期・満足度の3条件を満たすプロジェクトは多くない残念な姿が浮き彫りになった。要件定義が不十分といった昔ながらの問題が今も続く現状が背景にある。

特集
ITプロジェクト実態調査 2018
目次
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使えないシステムが生まれてしまう理由、現場の実態
スケジュール、コスト、満足度の3軸から失敗の原因を探る。今回は満足度を取り上げる。計画通りに利用されていない理由を尋ねたところ、最も多かったのは「要件定義が不十分」だった。
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システム開発はなぜ予算オーバーに陥るのか
コスト面で失敗したプロジェクトの原因と対策を見ていく。コスト超過の理由を尋ねたところ、最も多かったのは「追加の開発作業が発生した」だった。
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システム開発が遅れる真因、プロジェクト1700件を斬る
スケジュール、コスト、満足度の3軸から失敗の原因を探る。共通するのは要件定義をはじめとする上流工程の不備だ。「延期」「予算の追加」など安直で場当たり的な対策も目立つ。
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最も失敗しやすいシステムとは、独自調査で判明
日経コンピュータが実施した独自調査から、1745件に上るシステム導入/刷新プロジェクトの47.2%が「失敗」との結果が得られた。どんなシステムが失敗しやすいのか、調査結果から探る。
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システム開発プロジェクトの5割が失敗、1700件を独自分析
1745件に上るシステム導入/刷新プロジェクトのうち、約半数の47.2%が「失敗」。日経コンピュータが実施した独自調査から、コスト・納期・満足度の3条件を満たすプロジェクトは多くない残念な姿が浮き彫りになった。