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 フランス政府が推し進めるスタートアップ企業支援策。自治体や起業家、地元企業らと連携しながら、経済が循環するエコシステムの確立を目指しており、2018年のCESでも存在感を示した。

 フレンチテックとは、フランス政府が注力するスタートアップ企業支援策のこと。自治体や起業家、地元企業らと連携しながら、経済が循環するエコシステムの確立を目指す。並行して国外からの企業やエンジニアの招致、新産業の宣伝活動などにも力を入れる。

 2017年、パリ市内に約3000社が入居可能な巨大インキュベーション施設「Station F」がオープンした。エマニュエル・マクロン大統領らが開所式に駆けつけるなど、国を挙げて振興を図っている。

 一方、国際的に広く知られるきっかけとなったのが、国際的展示会「CES」でのプロモーションだ。フランス大使館 貿易投資庁によると、2017年の同展示会にはスタートアップ企業としては開催国の米国に次ぐ約200社が参加。2018年も前年を上回る企業が参加した。

 中でも「フレンチテックパビリオン」には、各分野から厳選した有望なスタートアップ25社が集結。IoTを活用したスマートミラー、犬用のスマート首輪、ハプティクス(触覚技術)を採用するタッチパネルなど、多彩な製品と技術を出展した。ほかにも、恋人への伝言ボックスや家庭用ワイン貯蔵庫管理アプリなど、フランスらしい着眼点の製品も展示された。

 家電やITの概念にとらわれない温もりのあるデザインも特徴で、このところ中国や韓国に押され気味だったIT業界で存在感を増しつつある。

2018年1月に開催された「2018 International CES」会場では、フレンチテックの展示スペースが設けられ注目されていた(写真提供:フランス大使館 貿易投資庁 ビジネスフランス(C)Eve Gesbert)
2018年1月に開催された「2018 International CES」会場では、フレンチテックの展示スペースが設けられ注目されていた(写真提供:フランス大使館 貿易投資庁 ビジネスフランス(C)Eve Gesbert)
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