生体認証のなかでも「顔認証」の採用が進んでいる。最近は警備やセキュリティ、入退管理といった「守り」のためだけでなく、顧客の属性や行動の分析といった「攻め」に用いる事例も増えてきた。

 目的に応じて、顔認証に求められる精度や必要となるカメラの性能や台数、そして人との連携の仕方は大きく違ってくる。事前に登録した人の顔を100%に近い確率でピタリと言い当てなければならないものもあれば、人の顔であることさえ認識できれば、顔の画像は必要ないといったケースもかなり多い。

 最近は、複数の人の顔を検出して「人の固まり(群衆)」をとらえ、人数や集団行動を分析する新たな試みも盛んになってきた。最新のテクノロジーの紹介とともに、知られざる顔認証の「素顔」に迫る。