「Safety 2.0」は、日本から世界に提案する、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ビッグデータなどの最新技術を活用した新しい安全の概念です。(1)人、モノ、環境など各構成要素を情報(ICT)でつなぐ、(2)リスク関連情報をモニタリングし、発信する、(3)(リスク関連情報を受けて)自律的あるいは他律的な制御により安全側に導く――ことで安全を確保します。人の注意力や判断力に頼る「Safety 0.0」、「隔離の原則」「停止の原則」に依拠した「Safety 1.0」の既存の対策に、Safety 2.0という新たな対策が加わることにより、安全対策の幅が広がり、安全性と同時に生産性の向上などのメリットがもたらされると期待されています。