
せっかく優秀なエンジニアがそろっているのに、職場環境やマネジメントがイケていなくて、メンバーのモチベーションが上がらない。生産性が低い。組織の価値は低いまま。
そんな残念なIT職場の「あるある話」を、働き方改革のエキスパートがスパっと斬る。あるある話を通して、これまでの常識を疑ってみよう。改善の糸口がきっと見つかるはずだ。
せっかく優秀なエンジニアがそろっているのに、職場環境やマネジメントがイケていなくて、メンバーのモチベーションが上がらない。生産性が低い。組織の価値は低いまま。
そんな残念なIT職場の「あるある話」を、働き方改革のエキスパートがスパっと斬る。あるある話を通して、これまでの常識を疑ってみよう。改善の糸口がきっと見つかるはずだ。
「当社もDXをせよ!」と号令がくだっても、何をしたらよいのか分からない。そもそも「DX」の読み方すらたったいまインターネットで検索して知った。今回はIT職場を困らせる「DX」という名の魔物と向き合ってみよう。
総務・人事・購買などの管理部門のキーワードにフォーカスし、IT部門とのコラボレーションでどのように解決するかをひも解く。
電子メールの添付ファイルをzip形式に圧縮してパスワードを付与し、パスワードを記したメールを追送する「PPAP」。セキュリティ対策の名の下に多くの企業が取り入れているものの、効果は極めて限定的。それどころか、むしろセキュリティーリスクを高める行為であるとさえ専門家から指摘されている。
コロナ禍を機に、日本でもテレワークやリモートワークなど場所にとらわれない働き方やビジネスモデルが進みつつある。しかし対面主義、アナログ、あるいは「ひと昔前のデジタル」なやり方を正当化して変えようとしない企業もある。それでいいのか、日本の経営者、日本の企業。
「俺たちが分からないのは、お前たちの説明が悪いからだ!」。IT人材から提案を受けた経営層がこう言ってふんぞり返る。今回は会社を滅ぼしかねないそんな経営層の問題を取り上げます。
できる職種からテレワークなどITを使った仕事のやり方にシフトしてほしい。それは社会の、そして次の世代のためでもある。一方で、現場の社員をサポートするIT担当者からは悲痛な声も聞こえてくる。
「インフラも見ることができる、良いITエンジニアがなかなかいないんですよ」と嘆く経営者。「インフラ? 勘弁してください。二度とやりたくない」と訴えるITエンジニア。両者の溝はどのようにして生まれるのか、どう向き合うべきか。今回はこのテーマについて考えてみたい。
主にITエンジニアを客先常駐させるサービス形態である「SES(システムエンジニアリングサービス)」。日本のIT業界に多く見られるが、その闇は深い。SESの闇に斬り込む。今回はSES企業の「人事」をやり玉にあげる。
主にITエンジニアを客先常駐させるサービス形態である「SES(システムエンジニアリングサービス)」。日本のIT業界に多く見られるが、その闇は深い。SESの闇に斬り込む。
煩雑な事務作業や形骸化した会議。そのような「仕事ごっこ」(プロの本来価値創出や、コラボレーションを邪魔する、形骸化した仕事や慣習)がIT職場の人たちの気力と体力を奪う。この連載でも幾度となく指摘してきた。今回、仕事ごっこのボスキャラ級に登場願おう。「印刷」「製本」の業務である。
意思決定を、親しい人たちやベテランだけの立ち話の場で行う。重要な情報を他のメンバーには共有しない。このような「井戸端型」の意思決定や情報共有が平然と行われるレガシーなIT職場がいまだにある。今回は「井戸端型意思決定」スタイルを断罪する。
ITシステムの「作り逃げ」は闇の深い問題である。過去に「作り逃げ」されたシステムは、現在の担当者の時間とモチベーションを奪う。いわば「未来の時間泥棒」だ。今回は罪深き「作り逃げ」の問題にメスを入れる。
「昼休みは45分だけ」のような画一的かつ強制労働的な職場環境ではIT人材の生産性やモチベーションは大いに下がる。IT職場には「コラボレーション型」のマネジメントが必要だ。
「現行通りでお願い」――悪気なく発せられるこのフレーズ。「あ、現行通りでいいんですね。ならばラクだ!」と喜んではいられない。IT職場を混乱に陥れる「悪魔のフレーズ」なのである。
どこをどう操作したらよいか分からない。用語が意味不明。何度申請しても差し戻される――。レガシー大企業の社内システムの残念さがたびたび話題になる。笑い話で済むならよいが、社員の生産性やモチベーション、ひいては維持運用する情報システム部門のプレゼンスにもかかわる由々しき問題である。今回は「残念な社内シ…
会話が無い。聞こえてくるのは仕事の指示や叱責のみ。そんなIT職場で働いた経験がある。叱責が耳に付く職場だった。若手にヒステリックな声をあげている先輩社員も目立っていた。
情報を発信する文化――。ITエンジニアの間で顕著に見られるこの文化が注目され始めている。
この連載の前々回で「テレワーク・デイズ」にちなみ、テレワークなどリモートでの働き方を頑なに拒んだりやろうとしなかったりするIT職場の残念さを語った。この記事に対して読者の方から実に多くの反響があった。
人と何かのつながりの強さを意味する「エンゲージメント」なる言葉が、日本でもマネジメントのキーワードとして注目されつつある。日本では個人の組織に対するエンゲージメントが低いと言われ問題視されており、その中でもIT職場は深刻だ。エンゲージメントを阻害する仕組みや慣習が散見される。
働き方改革の影響もあり、テレワーク制度の導入が進んでいる。それに伴い「業務上の必要がないのに頻繁にテレワークをする部下がいて困る」のような悩みを持つ管理職が増えているという。