PR
全3453文字

 どこをどう操作したらよいか分からない。用語が意味不明。何度申請しても差し戻される――。

 レガシー大企業の社内システムの残念さがたびたび話題になる。笑い話で済むならよいが、社員の生産性やモチベーション、ひいては維持運用する情報システム部門のプレゼンスにもかかわる由々しき問題である。今回は「残念な社内システム」の問題地図をひも解いてみよう。

残念な社内システムの問題地図
残念な社内システムの問題地図
[画像のクリックで拡大表示]

「一見さんお断り!」の難解社内システム

 決裁システム、経費精算システム、購買システム、人事システム。いざ利用しようと思い画面を開くも瞬く間に思考停止。差し当たって何をしたらよいかすら分からない。ユーザーフレンドリーとは程遠く、前時代感が満載のお世辞にもスマートとはいえない古臭い画面。直感的に操作できない。「歴史館かよ!」と叫びたくなる。

 大企業に勤務した経験のある人であれば共感いただけるであろう。とにかく、とっつきにくく使いづらいのである。

 パソコンの前で固まっている初心者にベテラン社員は優しくこう言う。「はい、これが操作マニュアル。きちんと読んでね」

 これまた厄介。広辞苑顔負けの分厚さ。とても読む気にならない。しかもろくに更新されておらず、抜け漏れだらけ、差分だらけ。

 システムを繰り返し使うならまだしも、年に1回しか使わないような「一見さん」にとっては迷惑極まりない。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
有料会員と登録会員の違い