
1Gビット/秒の速度をうたう光回線なのに、遅すぎて使いものにならない――。ユーザー宅のブロードバンドルーターからインターネット接続サービス、さらには接続先のサーバーと、ボトルネックは数多く存在する。いったいどこが混雑しているのか。快適なインターネット利用を妨げる5つの謎を解き明かそう。
1Gビット/秒の速度をうたう光回線なのに、遅すぎて使いものにならない――。ユーザー宅のブロードバンドルーターからインターネット接続サービス、さらには接続先のサーバーと、ボトルネックは数多く存在する。いったいどこが混雑しているのか。快適なインターネット利用を妨げる5つの謎を解き明かそう。
インターネットが遅すぎる。高速化をうたうサービスに切り替えても状況が改善しない。つながる端末が激増するIoT時代の今、宅内ネットワークの“見えない混雑”が起きている可能性がある。
動画は途切れ、ファイルのダウンロード速度はkビット/秒台。NTT東西の光回線サービス「フレッツ光」の混雑を疑うしかない状況だが、まずは問題の切り分けから。どこが速度低下の原因か調べよう。
NTT東西の光回線サービス「フレッツ光」でIPoE方式のIPv6サービスを利用すると、混雑する経路を通らずに済むため高速化が期待できる。ただ良いことばかりではない。ポートフォワーディングによるサーバー公開やVPNといった、ブロードバンドルーターの機能の一部が使えなくなるのだ。
NTT東西の光回線サービス「フレッツ光」の高速化を望めるIPoE方式のIPv6サービス。インターネット接続事業者(プロバイダー)次第で、宅内のネットワーク機器を変更する必要が出てくる。従来のIPv4による通信を実現する機能に違いがあるからだ。
帰宅して自宅のPCから動画サイトにアクセスすると、まともに視聴できない。通信速度の測定サービスで調べたら数Mビット/秒。まるでADSL時代に逆戻りしたかのような有様だが、「IPv6」や「IPoE」をキーワードに訴求するサービスを利用していないなら、改善の余地がある。比較的空いているIPv6設備を利…