自然環境の幅広い機能を活用した社会資本整備や土地利用の在り方のことを表す、新しい概念であるグリーンインフラ(グリーンインフラストラクチャー)。国内や海外など様々な場所で、既に動き始めたグリーンインフラの事業を紹介しつつ、社会実装に向けて必要な体制や計画、技術、評価方法をお伝えする。
これまでの連載はこちら
自然環境の幅広い機能を活用した社会資本整備や土地利用の在り方のことを表す、新しい概念であるグリーンインフラ(グリーンインフラストラクチャー)。国内や海外など様々な場所で、既に動き始めたグリーンインフラの事業を紹介しつつ、社会実装に向けて必要な体制や計画、技術、評価方法をお伝えする。
これまでの連載はこちら
社会実装へカウントダウン(9)
ブルーインフラの後編では、インフラとして期待される重要な要素の1つである「ブルーカーボン生態系」について紹介する。世界では気候変動対策の有力候補に挙がるなど、近年、国内でも盛んに議論され始めた。前編に引き続き、海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所の桑江朝比呂沿岸環境研究グループ長が解説する…
社会実装へカウントダウン(8)
陸域のグリーンインフラに対して、海域の「ブルーインフラ」という言葉はまだ露出がそれほど多くない。しかし、気候変動の緩和に寄与する海岸や浅海域は、グリーンインフラの重要な候補の1つだ。海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所の桑江朝比呂沿岸環境研究グループ長に、ブルーインフラについて語ってもらっ…
社会実装へカウントダウン(7)
公共事業などで既に浸透している環境アセスメント。実は環境アセスとグリーンインフラは非常に親和性が高い。事業早期の段階で環境配慮事項の1案としてグリーンインフラの内容を踏まえることに、法改正の整備は必要ない。比較的低いハードルで実現可能だ。環境アセスメントの機能強化を図ることにもつながり、まさに“相…
社会実装へカウントダウン(6)
2015年を境に、生態系を基盤とする防災・減災(Eco-DRR)が注目を集めている。特に今後の「人口減少時代」においては、これまでと同様の災害リスク軽減策を取り続けることは難しい。東日本大震災で被災した気仙沼市における土地利用の変遷を例に挙げながら、都市の骨格づくりにも関わるEco-DRRについて…
社会実装へカウントダウン(5)
グリーンインフラの社会実装が先行して進む米国ニューヨーク市。同市では合流式下水道の課題解決などに、グリーンインフラによる越流水対策を導入している。ブルックリン・ゴワナス運河の先進例を交えて、水辺総研の滝澤恭平取締役が説明する。