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概要
新型コロナウイルス感染の世界的な流行の影響を受け、2020年の世界の半導体市場はマイナス成長に陥る可能性があり、前年比で約1~12%の減少との予測もある。世界的にIC産業が大きな影響を受ける中、台湾は独自の産業チェーンで新型コロナの影響を最小限に抑えており、日本とのIC産業チェーンの協力によって持続的な発展を続けている。

 台湾における2020年のIC産業生産額は新型コロナウイルス感染の影響拡大にもめげず、対前年比で5.2%増の2兆8043億台湾ドルが見込まれている。

 日本と台湾の間では、既に強力な産業チェーンが構築されている。今後もさらなる関係強化によって、IC産業の持続的な成長が期待できる。ポイントは、(1)日系企業は自然災害や経済および貿易環境の変化といったリスクを分散しバックアップ拠点として台湾を利用できる、(2)日系企業の技術検証を加速できる、(3)日系企業が早期の戦略立案により市場競争力を高められる――にある。台日の協力強化の具体例としては、「日系企業はより顧客に近い生産拠点で経営効率を向上」「台湾と日本の研究開発連盟または日台研究開発センターの活用で技術検証を加速」「台湾で新しいビジネスモデルを展開し事業の革新を図る」ことが挙げられる。