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 日経クロステック建築・住宅面で、過去に公開したニュースをランキング形式でご紹介します。2019年1月6日~1月12日に読まれた記事の1~10位までを、本日1月7日~1月13日にかけて無料で読めるようにしました。

1位:レオパレス施工不備問題で1級建築士3人の免許を取り消し

2018年から相次いで施工不備が発覚したレオパレス21。一連の問題を受けて国土交通省は19年12月13日、同社に所属する1級建築士3人の免許を取り消す処分を下した。同社に対して行政処分が出たのは今回が初めてだ
写真:日経アーキテクチュア

 小屋裏などの界壁施工不備、外壁の大臣認定不適合、天井部の耐火性能不足――。2018年4月以降、相次いで発覚したレオパレス21の施工不備問題を受けて、国土交通省は19年12月13日、同社に所属する1級建築士3人の免許を取り消した。一連の問題で行政処分が下されたのは初めて。国交省は継続して違反建築物の実態把握に向けた調査を進める。

2位:M形フレームで「未来感」を表現、渋谷駅新駅舎が供用開始

2020年1月3日午前5時1分の始発列車から供用開始した東京メトロ銀座線渋谷駅の新駅舎ホーム
写真:日経アーキテクチュア

 東京メトロは2020年1月3日の始発列車から、銀座線渋谷駅新駅舎の供用を開始した。コンセプトは、新しい渋谷の街を体現する「フューチャーシティ」。設計はメトロ開発が担当し、内藤廣建築設計事務所と東急設計コンサルタントが設計に協力した。総工費は約290億円。東京五輪開催までにホームドアなどを設置し、五輪後は屋上に設ける「スカイデッキ」などの工事を進める。

3位:京都市京セラ美術館が3月開館、地下を掘って“稼げる美術館”に

2020年3月21日の再開館を待つ京都市美術館。以下の写真とも、19年11月17日の内覧会で撮影
写真:日経アーキテクチュア

 2020年は国内で美術館の開館や再開館が相次ぐ。その1つが築80年超の京都市美術館本館(京都市左京区)。大規模な改修を終え、「京都市京セラ美術館」として20年3月に再開館する。京都市美術館は耐震やバリアフリーの対策、集客性の向上などのため、17年4月から3年間の休館に入った。改修工事は18年1月に着工。“稼げる公立美術館”へと生まれ変わる。

4位:2020年始動の新建築士試験、受験者は1万人以上増える?

資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成
資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成

 いよいよ五輪イヤーの2020年が幕を開けました。東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる“新”国立競技場も完成し、ムードが高まってきました。大会開催時には日本中が熱狂の渦に包まれることはおそらく、間違いないでしょう。一方で、建築界にとって20年は、建築のビジネスや実務のルールが大きく変わる「変革の年」となりそうです。新春特別号の20年1月9日号では、特集「新建築士“超”入門」を組みました。

5位:旧大阪中央郵便局の跡地に超高層、落札額968億円のビッグプロジェクトが始動

 長らく塩漬け状態だった旧大阪中央郵便局跡地の開発がようやく再始動する。日本郵便とJR西日本、大阪ターミナルビル(大阪市)、JTBの4社は2019年12月11日、郵便局の跡地を含む大阪駅西地区に延べ面積22万7000m2、高さ188mの超高層複合ビルを建てる「梅田3丁目計画(仮称)」の概要を明らかにした。施設は地下3階・地上39階建て。地下1階~地上6階に商業施設、5~8階に劇場を配した。事務所は11~27階、ホテルは29~38階だ。事務所の貸室面積は合計6万8000m2。基準階の面積は4000m2で西日本最大級となる。低層階に配した商業施設には4層吹き抜けのアトリウムを設ける。

6位:修士1年が受験と就活で終了?

写真は、2019年2月4日に開かれた建築士法改正などに関するシンポジウムの様子。図は、全国建築系大学教育連絡協議会によるアンケートの結果。46の大学から47の回答があり、教育への悪影響を懸念する声が多く上がった
写真:日経アーキテクチュア、資料:日本建築学会の資料に日経アーキテクチュアが加筆

 「建築士法は教育に関係が深いにもかかわらず、我々に特段の相談もなく拙速に改正してしまった」。こう批判するのは、日本建築学会の古谷誠章前会長だ。日本建築学会が危惧しているのは、大学卒業後すぐに一級建築士試験を受験できるようにしたことが、教育にもたらす影響だ。全国建築系大学教育連絡協議会が2019年8月に実施した調査では、約9割の大学が教育に影響があると回答し、このうち半数以上が悪影響を懸念していることが明らかになった。

7位:竹中工務店に届いたばかりの新型MR機「HoloLens 2」を試しに行ってきた

竹中工務店に届いたHoloLens 2と専用容器
写真:日経アーキテクチュア

 竹中工務店は建築の設計・施工に参加する関係者の間で、建物の形状や空間を共有する手段の1つとして、VRやARの活用を検討している。そのための機器として、米マイクロソフトのMR用ヘッドマウントディスプレー「HoloLens」を以前から試行してきた実績がある。MRはMixed Realityの略。VRやARなどを組み合わせたものを総称して、そう呼ぶことがある。

8位:奇跡のスリーショット! 渋谷スクランブル交差点に立つ3人の建築家は誰?

 2020年1月3日に東京メトロ銀座線の渋谷駅新駅舎がオープンし、変貌する東京・渋谷――。30年以上にわたる大改造は、2020年代に変革が期待される日本の主要都市の道しるべとなる。新生渋谷のランドマークとなっているのが、駅直結の「渋谷スクランブルスクエア」だ。19年11月に開業した。19年12月のある夜、このプロジェクトのキーマンである3人が、渋谷駅前のスクランブル交差点に並んだ。誰だか分かるだろうか。答えは、左から隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所主宰、東京大学教授) 、亀井忠夫氏(日建設計社長)、妹島和世氏(SANAA共同主宰、妹島和世建築設計事務所主宰)だ。日経アーキテクチュア20年1月9日号特集「渋谷激変」に掲載する鼎談のために撮った1枚だ。

9位:1月の注目! 「池に浮かぶ図書館」が大阪で開館

 国内外の最新プロジェクトをチェックできる「建築カレンダー」。2020年1月は、東京・六本木で光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所が外観などをデザインした「三井ガーデンホテル六本木プレミア」が1月24日にオープンする。1月26日には大阪府松原市の中心にある公園内で、池に浮かんで見える「松原市新図書館」が開館する。

10位:新建築士 “超”入門

図は大学卒業後、大学院に在籍しつつ一級建築士試験を受験・合格して就職後に実務経験を積むケースを想定
資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成

 改正建築士法の施行に伴い、建築士試験などが激変する。大学卒業後すぐに受験できるようになるほか、実務経験の対象が大幅に拡大された。2020年以降、資格や実務はどう変わるのか。新ルールを徹底解説しつつ、建築界への影響を読み解く。