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 日経クロステック建築・住宅面で、過去に公開したニュースをランキング形式でご紹介します。2019年4月13日~4月19日に読まれた記事の1~10位までを、本日4月16日~4月22日にかけて無料で読めるようにしました。

1位:平成の10大建築、1位は「せんだいメディアテーク」

 新元号が「令和」に決まった2019年4月1日、書籍「検証 平成建築史」(内藤廣+日経アーキテクチュア著)が発行となった。同書の企画として、「平成の10大建築」を選定した。建築分野のキーパーソン20人に「私の平成建築10選」を挙げてもらい、その得票数で「平成の10大建築」を選んだ。その結果をこれまでカウントダウン形式でお伝えしてきた。今回は、16票を獲得して1位となった「せんだいメディアテーク」である。

2位:大和ハウス、2078棟が柱や基礎で型式認定不適合

 大和ハウス工業が建設した戸建て住宅と賃貸集合住宅の計2078棟で、柱や基礎に不適切な部位があり、型式適合認定に不適合だったことが発覚した。レオパレス21に続く不祥事で、住宅業界への不信感が増している。大和ハウス工業の発表によると、型式適合認定の不適合が判明したのは2000年から13年にかけて販売した30都府県に立つ物件2078棟。約7000世帯が生活している。

3位:「住宅ローン減税」の控除を3年間延長

資料:日経ホームビルダー
資料:日経ホームビルダー

 「住宅ローン減税」は、ローンで新築住宅を購入したり既存の住宅をリフォームしたりした人に、規定の金額を所得税から控除する優遇措置だ。制度は現在も運用されているが、消費税率の引き上げによる負担増を軽減するために、適用期間を現行の10年間から13年間に延長する。

4位:ノートルダム大聖堂火災、修復中に出火し小屋裏が延焼か

 パリ有数の観光名所であるノートルダム寺院で、2019年4月15日午後6時50分ごろ(日本時間16日午前1時50分ごろ)、大規模な火災が発生した。12世紀から建造が始まったゴシック様式を代表する大聖堂は、年に約1300万人が訪れる。この火災により、大聖堂の高さ約90mの尖塔と屋根が焼け落ちた。一方で、大聖堂の北棟と南棟など主要部分は無事だという。

5位:新国立競技場、内装デザインを最終決定

写真:⼤成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所JV作成/JSC提供
写真:⼤成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所JV作成/JSC提供

 日本スポーツ振興センターは2019年4月10日に開いた定例会見で新国立競技場の整備状況を公表。外装、内装とも7割方終え、コストの変動も無く予定通り19年11月末に完成する見込みだという。設計を手掛ける大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体も会見に参加し、一般には公開されないVIP向けのホスピタリティエリアの内装などを説明。隈氏は「今までのスタジアムと違う、日本らしい温かいものになる」と語った。

6位:東京駅・赤レンガ駅舎を3階建てに

 戦災で3階部分を焼失し、2階建てで“仮復旧”した東京駅・赤レンガ駅舎。1914年に完成した辰野金吾の代表作は、仮の姿のまま既に50年の歳月を経た。これまで幾度となく「建て替え」「保存」の論議にさらされてきたが、ついに元の姿に復元されることが決まった。

7位:“キス”する大屋根、ロンドンで旧石炭集積場をリノベーション

 テレンス・コンラン卿が「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称するほど、多彩な才能で注目を集めるトーマス・ヘザウィック。彼が率いる設計事務所、ヘザウィック・スタジオの新しいプロジェクトが、再開発が進むロンドンのキングスクロス地区でまた1つ完成した。今回紹介する「コール・ドロップス・ヤード」は、石炭を積んだ列車が、その上階に入り込んで停車。

8位:難題を解きつつ進める赤レンガ駅舎復元

 辰野金吾の代表作として有名な東京駅丸の内駅舎の保存・復元工事が2007年5月に着工してから、約2年が経過した。約50年前に持ち上がった高層ビルへの建て替え計画に端を発する保存論争では、かつて運輸大臣を務めた石原慎太郎東京都知事と当時東日本旅客鉄道の社長だった松田昌士相談役が立役者となり、保存への道筋をつけた。

9位:中国追い、都市問題抱えながら駆け上がる巨大成長国インド

写真:日経アーキテクチュア
写真:日経アーキテクチュア

 総人口で世界1位の中国を追い、2024年にはその数を抜くとされるインド。ビジネス機会の広がる有望な国として、日本企業の進出も増え続けてきた。20世紀の経済大国とは異なるポテンシャルを持ち、今後、都市改造の面で最前線となり得る。現地取材を基に最新事情をリポートする。中国を追って駆け上がるインド──。インドの成長は今後、極めてユニークな道をたどるはずだ。

10位:CLTの乾式床でコンクリート並みの遮音性を実現、大成建設

 大成建設は、直交集成板(CLT)を用いた木造躯体床(以下、CLT床)の遮音性を高める乾式工法「T-WOOD Silent Floorティーウッド・サイレント・フロア」を開発した。乾式工法で、コンクリート床と同等の遮音性を達成した。木造の普及が進む中、高い遮音性が求められるホテルや集合住宅などに提案する。建物にCLT床を適用する場合、遮音性を高めるため上面にコンクリートを打設して重量や剛性を増す場合が多い。しかし、打設時にモルタルが下階へ染み出るリスクがあるうえ、硬化までの養生期間を確保しなければならず、工期が長くなるなどのデメリットがあった。