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 日経クロステック建築・住宅面で、過去に公開したニュースをランキング形式でご紹介します。2019年5月25日~5月31日に読まれた記事の1~10位までを、本日5月28日~6月3日にかけて無料で読めるようにしました。

1位:Q.JR延岡駅前に誕生した複合公共施設、にぎわい演出の工夫とは?

 JR延岡駅周辺開発の一環として、「延岡市駅前複合公共施設 エンクロス」が2018年4月にオープンしました。ゆったりと座って本を閲覧できる書店や、併設のカフェに加え、市民活動やイベントスペースとして利用できます。この建物に施された「にぎわいを演出する工夫」とは、次のうちどれでしょうか?

  1. 建物の階高を低くする
  2. 建物を明るい配色にする
  3. ロータリーのスペースを広くとる

2位:日本建築学会が建築士試験で改革案、製図試験の分離を提示

 「建築士法改正による受験機会の早期化によって、学部卒業の翌年から受験可能となるため、大学院を含む大学教育に直接的な影響を懸念する意見が多く見られている」。日本建築学会は、改正建築士法施行に向けた意見をまとめ、2019年5月13日に公表した。建築士試験の見直しを検討する上での課題や論点を示した。現行の設計製図試験の内容や水準を見直し、計画・設計の能力と製図の能力を問う形に分ける、など具体的な改善案も挙げた。

3位:池袋再開発の先陣、ハレザ池袋の劇場内が明らかに

写真:日経アーキテクチュア
写真:日経アーキテクチュア

 池袋再開発の要となる「Hareza(ハレザ)池袋」のホール棟が竣工した。ハレザ池袋は東京建物とサンケイビル、豊島区が進める大規模再開発で、豊島区旧庁舎・豊島公会堂跡地を活用して3棟の建物と公園を一体的に整備するプロジェクトだ。3者は2019年5月24日、ホール棟に入る「豊島区立芸術文化劇場」(ネーミングライツによる愛称は「東京建物Brillia HALL(ブリリア ホール)」)の内部をメディアなどに公開した。

4位:高力ボルト不足問題で国交省が異例の対応、統一発注書の活用を要請

 86%が工事に影響、8%が工事の受注を取りやめ――。鉄骨をつなぐ小さな部材、高力ボルトの不足問題が一向に収束しない。この事態を受けて国土交通省は2019年5月17日、建設業9団体に対し、高力ボルトの発注様式を統一するための協力を要請した。国交省作成の発注書に基づいた取引を徹底させ、事態の鎮静化を促す考えだ。国交省が特定の部材に関して、こうした具体的な対策に踏み込むのは異例だ。

5位:セルローズファイバーでどう気密?

資料:デコスの資料に日経ホームビルダーが加筆
資料:デコスの資料に日経ホームビルダーが加筆

 環境に優しい建材を使った家づくりを提案している道下工務店(京都府福知山市)は、約3年前にセルローズファイバーを用いた屋根断熱の仕様を導入した。同社の仕様の特徴は、母屋の間に下張りする透湿防水シートにある。セルローズファイバーを閉じ込める機能と、屋根断熱の通気層をつくる機能に加えて、気密を確保する機能を持たせている。

6位:基本設計と実施設計の比率は約3対7、受注戦略に影響も

資料:国土交通省の資料を基に日経アーキテクチュアが作成
資料:国土交通省の資料を基に日経アーキテクチュアが作成

 発注方式の多様化に対応し、告示98号は略算方法が使える範囲を拡大。国土交通省は技術的助言で、基本設計と実施設計の業務量比率を約3対7と示した。しかし、この比率に対して実態に即しているのかと疑問視する声もある。告示98号では、一部の業務のみを行う場合にも対応できるように略算方法が使える範囲を見直した。算定方法として業務量比率を規定し、技術的助言で示した。

7位:ナマコ形の木造パビリオン、長谷工と東大が共同開発

写真:日経アーキテクチュア
写真:日経アーキテクチュア

 長谷工コーポレーションは2019年5月22日、同社と東京大学建築学専攻のT_ADS(Advanced Design Studies)で共同制作したパビリオン「URO-CO(ウロコ)」を発表した。パビリオンは、穴を開けて弾性を持たせたベニヤ板を重ね合わせ、人が中に入れるほど大きな筒状にしたものだ。東京都江東区にある同社のプレゼンテーションスペース「LIPS(リップス)」の入り口に設置し、来訪者を出迎える。

8位:通気層の閉塞を防ぐには?

写真:日経ホームビルダー
写真:日経ホームビルダー

 トリプルエコ住宅という独自仕様で石川県のブランド認定を受けているあさひホーム(石川県小松市)は、母屋の間にはめ込んで通気層をつくる段ボール製のスペーサーを標準仕様に組み込む。採用しているのは福田温熱空調(石川県白山市)が開発した「通気遮熱FOボード」だ。これに、現場発泡ウレタンを吹き付ける。

9位:BIMから実寸大のVR映像生成、「HARUMI FLAG」の販売拠点にパナ初納入

写真:日経アーキテクチュア
写真:日経アーキテクチュア

 2020年の東京五輪で選手村として使われる、「晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業」の建物群。五輪後は約13haの土地に5632戸の賃貸・分譲住宅や商業施設を含む24棟が立ち並び、約1万2000人が暮らす街「HARUMI FLAG」に姿を変える予定だ。分譲住宅の第1期販売が19年7月下旬にも始まる。賃貸・分譲街区の板状棟の完成は、22年秋を予定している。販売開始に先立ち、三井不動産レジデンシャルなど売り主10社は、19年4月27日に販売センター「HARUMI FLAG パビリオン」をオープン。5月23日には内部のVR(仮想現実)システムなどを報道陣に公開した。

10位:JFK空港の名建築が「TWAホテル」に変身

 米国ニューヨークのジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港にあるTWAフライトセンターが、「TWAホテル」としてよみがえった。建物は、米国で活躍し、20世紀を代表する建築家エーロ・サーリネン(1910~61年)の名作といわれる。ホテルの客室数は全部で512室。2019年5月15日に開業した。