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 日経クロステック建築・住宅面で、過去に公開したニュースをランキング形式でご紹介します。2019年6月22日~6月28日に読まれた記事の1~10位までを、本日6月25日~7月1日にかけて無料で読めるようにしました。

1位:改正建基法が全面施行、中層木造が「準耐火構造+α」で可能に

 木材利用の促進、既存ストックの活用、市街地の安全性確保──。6月25日に全面施行した改正建築基準法の3本柱だ。改正の目玉は、防火・避難規定の見直し。新たな仕様が示され、今後さらに設計法などが導入される。例えば木造関連では、耐火構造と同等以上の性能を持つ「75分準耐火構造」や「防火床」、ストック活用では、用途変更を容易にする「準竪穴区画」が追加された。

2位:[独自記事]竹中工務店とHEROZ「3つのAI」、構造設計の単純作業を爆速化

 竹中工務店が将棋AI(人工知能)で有名なHEROZ(東京都港区)と2017年から開発してきた建築構造設計向けAIの全体像が、日経 xTECHと日経アーキテクチュアの取材で明らかになった。「リサーチAI」「構造計画AI」「部材設計AI」と呼ぶ3つのAIを、建築プロジェクトの段階に応じて使い分け、構造設計にまつわる単純作業の7割削減を目指す。HEROZが将棋AIで培った技術をパッケージ化した「HEROZ Kishin」をベースに開発している。

3位:構造スリット不備のマンション、国交省が実態調査

 石井啓一国土交通大臣は2019年6月25日、NHKが報じた構造スリットに不備がある全国40以上のマンションについて、実態調査に乗り出すと発言した。NHKは19年6月22日、構造スリットの施工ミスが東日本大震災以降、少なくとも全国40以上のマンションで相次いで見つかっていたと報じた。施工ミスとは、設計通りに施工されていないことや、スリットに入れる緩衝材がねじれた状態で施工されたことを指している。

4位:中学校校舎が日影規制違反、完成から14年後に発覚

 「今では考えられないミスだ」。AIS総合設計(宇都宮市)技術管理部の関谷典浩エグゼクティブディレクターは沈んだ声で話す。同社の前身の荒井設計が設計を手掛けた守谷中学校(茨城県守谷市)の校舎の屋根が建築基準法で定める日影規制に違反していると2019年6月に守谷市教育委員会が発表した。校舎は05年4月に完成したもので日影図の作製の際に屋根の高さを誤って入力していた。

5位:棟瓦の落下が多発、鶴岡市沿岸部・小岩川地区の住宅被害

写真:日経アーキテクチュア
写真:日経アーキテクチュア

 山形県鶴岡市の沿岸部、小岩川地区では住宅被害が目立った。市の建設部によると、2019年6月19日から20日までに同地区の応急危険度判定を実施した。対象は215件で、26件を「危険」、31件を「要注意」と判定した。主な被害は屋根瓦の落下だ。現地では、屋根上に残った瓦を撤去し、ブルーシートを張るなど、応急措置を施す作業が複数の住宅で進んでいた。

6位:天皇の代替わりの舞台「大嘗宮」、低入札価格調査の対象になっていた

 宮内庁は2019年6月21日、天皇の代替わりに伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」を執り行うための仮設の祭場「大嘗宮」の工事を、清水建設が9億5700万円(税込み)で落札したと発表した。落札率は62%と低く、低入札価格調査の対象となっていた。大嘗祭とは、天皇の即位後初めての新嘗祭(にいなめさい)のこと。国民の安寧と五穀豊穣(ほうじょう)を祈る重要儀式だ。19年11月14日から15日にかけて、29年ぶりに執り行う予定。

7位:実物で確認したのに窓ガラスが拭けない

 もともと自然素材にこだわった家づくりを手掛けてきたA工務店。高断熱・高気密に取り組むようになり、仕様が変わってきた。その1つが窓。従来は引き違い窓を中心に採用していたが、最近A社長は縦すべり出し窓など気密性の高い開閉方式を提案するようになった。B氏の住宅もその1つだ。B氏は当初、2階の腰高窓にガラスの外側が拭ける引き違い窓を要望した。これに対してA社長は、縦すべり出し窓とフィクス窓を組み合わせた窓を勧めた。

8位:「脱請負」目指しIoTベンチャーに投資、前田建設の悩みと狙い

 「脱請負」を掲げる前田建設工業のベンチャー投資が加速している。2018年に3社に出資したのに続き、2019年は4社以上に広げる。直近では2019年4月に同社にとって8社目となるIoT(インターネット・オブ・シングズ)通信サービスのセンスウェイ(東京・中央)に出資した。ベンチャー投資に向けた中核拠点が2019年2月に開所した。ICI総合センター(茨城県取手市)だ。

9位:航空機の騒音対策への焦りが近隣トラブルを呼ぶ

資料:国土交通省航空局
資料:国土交通省航空局

 頭上から響く音は隣室や階下から聞こえる音よりも気に障ると言われる。集合住宅ならば近隣住民との話し合に発展するところだが、はるか上空から聞こえる航空機の音にはどう対応すべきだろうか。2020年に迫る東京五輪や急速な海外旅客の増加を受け、羽田空港を発着する国際線の増便が急務になっている。国土交通省航空局が15年にまとめた「羽田空港のこれから」によると、政府は滑走路の使い方や飛行経路の見直しによって、国際線の年間発着枠を20年に15年比で1.7倍の約9万9000回に増やす計画だ。

10位:中大規模木造のプレカット化は可能か?

 住宅のプレカット機は小さ過ぎて大断面集成材などには対応できませんから、プレカット機が導入されても、大規模木造は依然として大工が墨を引いて加工をしていました。大規模木造の需要が少なかったので、あまり環境も整備されていなかったのだと思います。その後、大規模木造が注目され、どんどんと形も複雑になっていく。施工図をつくるのに、すごく時間がかかりました。