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 日経クロステック建築・住宅面で、過去に公開したニュースをランキング形式でご紹介します。2019年7月13日~7月19日に読まれた記事の1~10位までを、本日7月16日~7月22日にかけて無料で読めるようにしました。

1位:ジャガーのエンジン工場、「のこぎり屋根」にした深い理由

 個性的なスタイルを貫き、熱烈なファンを持つ自動車ブランド、英ジャガー・ランドローバー(JLR)。英中部ウルバーハンプトンにあるそのエンジン工場の拡張工事が、2017年4月に完成した。片流れの屋根が連続し、のこぎりの歯の形に似た外観が特徴だ。こののこぎり屋根は、工場建築によく適用される形態だ。頂側窓を北向きに設置することで、直射日光をほとんど入れずにまぶしさの少ない安定した光環境をつくり出せる――。

2位:地震で発覚した地盤履歴に住民が激怒

 住宅会社への怒りを爆発させているのは、2004年に建築条件付きで販売され、18年9月の北海道胆振東部地震で不同沈下した住宅地の住民たちだ。場所は、大規模な液状化現象が発生した札幌市清田区里塚地区の古い造成地に隣接する区画。大手住宅会社が販売し、築12年~14年を迎えた27戸の軽量鉄骨造住宅が立ち並ぶ。地震によって3住戸で半壊以上、2住戸で一部損壊、3住戸で一部損壊未満の沈下被害が発生。被害は、過去に水路(沢)があり、その後複数回にわたって盛り土された位置に集中した。

3位:池を風景の骨格に見立てた「水庭」、石上純也氏が建築のようにつくる

 1970年代生まれの建築家で、最も注目したい1人が石上純也氏だ。2018年に栃木県那須町に完成した「ボタニカルガーデン アートビオトープ『水庭』」は、ランドスケープながら「建築として捉えられる」と石上氏は言う。石上氏にとって「建築」とは何か。そこから聞いた。

4位:驚きの巨大スクリーン、キュープラザ池袋が本日開業

写真:日経アーキテクチュア
写真:日経アーキテクチュア

 東急不動産が佐々木興業(東京・豊島)の協力の下、東京・池袋で開発した「キュープラザ池袋」が、2019年7月19日に開業する。開業に先立つ7月17日、佐々木興業が運営するシネマコンプレックス「グランドシネマサンシャイン」などの内覧会が開催された。グランドシネマサンシャインは、常設の映画館としては国内最大となる巨大スクリーンを備える。キュープラザ池袋の建設地は池袋駅東口のサンシャイン通り(東京都豊島区東池袋1-30-3)。建物は地下2階・地上14階、延べ面積1万6576.72m2。設計・施工は竹中工務店で、20176月に着工した。低層階の地下1階~地上3階は商業エリア。シネマコンプレックス「グランドシネマサンシャイン」は地上4~12階にある。

5位:新設薬学部の危険物貯蔵所、耐火被覆範囲を誤り計画からやり直し

 山口県山陽小野田市は、市立山口東京理科大学の危険物貯蔵所を設置する建物の耐火被覆範囲を誤って工事を発注していたと発表した。完了検査の手続き中に消防法令で定める構造の基準を満たしていないことが発覚した。薬学部のカリキュラムに支障を来さないよう、改修ではなく別途、独立した危険物貯蔵所を建設する。

6位:建築士試験、「学科」合格の有効期限を見直し

資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成
資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成

 建築士試験における学科試験合格の有効期限が延長される。合格後5回の製図試験のうち3回まで受けられるようになる。国土交通省は改正建築士法の施行に向け、関係する省令・告示の改正案をまとめ、2019年7月に概要を明らかにした。19年8月15日まで改正案に対する意見を受け付けている。

7位:知る人ぞ知る「コールドベント」、五輪情報発信ビルをなめらかな曲面に

 海外では20年以上前から使われながら、日本未上陸だった知る人ぞ知る技術がある。工期やコストを抑えつつ、なめらかな3次元曲面のファサードを実現できる「コールドベント」だ。大林組が日本で初めて実践した。平らなガラスを常温で強制的に曲げる──。「コールドベント」とは、建設現場でユニットカーテンウオールをねじりながら取り付け、3次元曲面のファサードをつくり出す技術だ。欧米や中東、東南アジアなど世界各国で既に多数の実績があるが、日本ではいまだに適用例はなかった。日本ではガラスとアルミフレームを分けて施工するノックダウン方式をベースに技術が進化してきたためだ。

8位:砕石パイルが地震で沈下した原因を試掘調査

 砕石パイルで地盤補強した住宅が、北海道胆振東部地震でなぜ不同沈下したのか――。場所は震度7を記録した北海道厚真町。納得のいく説明を求めた住人の要望で、砕石パイルの地震後の状態を確認する試掘調査が2019年6月に実施された。調査は、この砕石パイルを工法開発したハイスピードコーポレーション(松山市、以下ハイスピード社)と、建築・地質・地盤の専門家グループが個別に実施した。

9位:開発ラッシュの渋谷にYouTuber専用施設、建設現場に行ってみた

 動画投稿サイト「YouTube」で高い人気を集める動画クリエーター「YouTuber(ユーチューバー)」。彼らの創作活動を支援するスタジオ「YouTube Space Tokyo(ユーチューブ・スペース・トウキョウ)」を、渋谷駅付近に建設中の新施設に移転するとグーグル合同会社が発表した。2020年の東京五輪前に竣工予定だ。ユーチューブ・スペースは東京以外にニューヨークやロンドンなど世界に10カ所ある。

10位:建設現場で大活躍、自走する「吹き付けロボ」驚きの実力

写真:日経アーキテクチュア
写真:日経アーキテクチュア

 大林組は人工繊維のロックウールによる耐火被覆を鉄骨造(S造)の梁や柱に自動で吹き付けるロボットを開発した。稼働前にBIMと連携した作業データを登録すると、建設現場内を自律走行して作業を行う。2.5t以上の工事用エレベーターに積載できるため、高層建物の建設にも対応可能。建設技能者と比較して吹き付け作業の効率を約3割高められる。