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 日経クロステック建築・住宅面で、過去に公開したニュースをランキング形式でご紹介します。2019年11月18日~11月24日に読まれた記事の1~10位までを、本日11月20日~11月25日にかけて無料で読めるようにしました。

1位:駅・公園・商業施設を一体開発、南町田グランベリーパーク

 駅と都市公園、商業施設が一体となった「南町田グランベリーパーク」(東京都町田市)が2019年11月13日、まちびらきを迎えた。開発には、町田市と東急、ソニー・クリエイティブプロダクツが関わっており、公民連携のプロジェクトとなる。南町田グランベリーパークは、最寄り駅となる「南町田グランベリーパーク駅」、都市公園の「鶴間公園」、約240店舗が出店する商業施設「グランベリーパーク」から成る。

2位:世界に影響与えた50の超高層ビル、選ばれた日本のビルは?

 過去50年間で最も影響力のある超高層ビル50棟は何か――。その調査結果を、米国・シカゴに本部を置く国際非営利団体(NPO)「高層ビル・都市居住評議会(Council on Tall Buildings and Urban Habitat、以下CTBUH)」が2019年10月に発表した。日本からは唯一、東京都新宿区に立つ「モード学園コクーンタワー」が選ばれた。調査は、CTBUHが19年に設立50周年を迎えるに当たって実施した。同団体の会員である建築などの専門家が、建物の象徴性や周辺環境・景観との調和性、環境配慮、構造の革新性などの観点で、1969年~2018年に完成した50棟の超高層ビルを選出した。日本は「モード学園コクーンタワー」(08年完成)の1棟だけという結果になった。

3位:事務所主宰者の年間給与は平均545.8万円、「勤務建築士」を大きく下回る

資料:日経アーキテクチュア
資料:日経アーキテクチュア

 様々な経営課題を抱えながら、悪戦苦闘する設計事務所主宰者。その見返りとしての報酬はどうか。賞与や残業代、各種手当てなどを含めた2018年の税込みの給与額を聞いた。回答者の平均年齢は55.1歳だ。全体平均は545.8万円で、事務所規模ごとの平均は、規模が大きいほど高い。1人事務所の主宰者の平均が449万円だったのに対して、10人以上の事務所主宰者の平均は868万円で、400万円強の格差が見られる。

4位:複合文化施設の元祖「渋谷PARCO」が新生開業、いびつな建物の外遊回廊で宝探し体験

写真:日経アーキテクチュア
写真:日経アーキテクチュア

 2019年11月22日、パルコの旗艦店である新生「渋谷PARCO」がグランドオープンする。それに先立ち、同19日に開かれた報道陣向けの内覧会から、見どころを選んでお伝えする。渋谷PARCOは15年12月に都市再生特別地区の決定を受け、市街地再開発事業として計画が進められてきた。そして渋谷の新しいシンボルとして生まれ変わった。19年は、1969年に「池袋PARCO」が開業してから、ちょうど50年を迎える節目の年に当たる。渋谷PARCOでまず目を引くのが、独特な建物の形だ。渋谷の特徴である坂道と建物の融合を目指すと共に、渋谷カルチャーを形成するクリエーターの「原石の集積」を、箱を複雑に積み上げた形で表現したという。

5位:センチ誤差の位置情報で動く台車、増上寺のイベントでライゾマが初投入した自動走行ロボの実力

写真:日経アーキテクチュア
写真:日経アーキテクチュア

 「N35.6573731 E139.7488043」。これだけを見ると、何の記号と数値なのか、全く分からない人が大勢いるだろう。しかし数年先には、我々の生活を大きく変える可能性を秘めた重要な数字の羅列だ。今回のデジタル活用(デジカツ)は、この数字にまつわる話である。東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催し、エンジニア集団のRhizomatiks(ライゾマティクス、東京・渋谷)が企画制作と演出を手掛けた「Light and Sound Installation "Coded Field"(コーデッド フィールド)」が、2019年11月16日の夜に開かれた。場所は東京・港にある「浄土宗大本山増上寺」、および、隣接する港区立芝公園と東京都立芝公園。

6位:庁舎が浸水した茨城県大子町、実施設計まで進んだ新庁舎の計画見直しへ

 台風19号の影響で庁舎が浸水した茨城県大子町は、2020年2月に着工予定だった新庁舎建設計画の見直しに入った。現庁舎だけでなく、隣接する新庁舎の予定地も浸水したため、建設地の変更も含めて計画の再検討が必要と判断した。新庁舎は実施設計の大詰めを迎えていた。町が19年3月に公表した基本設計図書によると、新庁舎は直接基礎による鉄骨造の地上2階建てで、延べ面積は約3500m2

7位:受注数横ばいが4割、「新築以外」で収益源を拡大

資料:日経アーキテクチュア
資料:日経アーキテクチュア

 日経アーキテクチュアの独自調査で浮き彫りになった「設計事務所主宰者のリアル」を7回に分けて紹介する。初回は、事務所運営に不安を感じている主宰者の割合や、その要因に関する結果をお伝えした。今回は、年間設計件数の増減や平均残業時間などについて紹介する。多くの主宰者が不安に感じている受注について、具体的に設計事務所全体の年間設計件数の増減を尋ねた。2017年と18年を比較して「増えた」が32%、「減った」が30%と拮抗。

8位:中高層ビルの木造化を阻む「皆が持つ常識」

 「民間企業が発注する中高層ビルの木造化を拡大するには、法などの規制とは別に、乗り越えなければいけない壁があることに気づいた」。2019年10月15日に東京・有楽町で開催された「木造建築シンポジウム2019」のパネルディスカッションに、経済界の代表として参加した隅修三氏(東京海上日動火災保険相談役)は、自身のプレゼンテーションの最後に、こんな内容の発言をした。

9位:ガラスと石の「箱」で街に刺激

 建築家の故・谷口吉郎が生まれた金沢市に、その子息である谷口吉生氏が設計した建築博物館がオープンした。この街が育んできた建築文化を守ると同時に、新しい息吹を吹き込む役割が期待されている。谷口吉郎(1904~79年)は藤村記念堂や東京国立博物館東洋館などを設計した建築家だ。その子息の谷口吉生氏(1937年生まれ)も、現在の日本を代表する建築家の1人となっている。

10位:“崖”への挑戦、スコットランド初のデザイン美術館「V&Aダンディー」

写真:©Ross Fraser McLean
写真:©Ross Fraser McLean

 2018年春に開かれた隈研吾氏の作品の展覧会。その会場には、今回構造エンジニアが紹介する「V&Aダンディー美術館」の外壁に使われたプレキャストコンクリート(PCa)のピースが展示されていた。想像していたより大きくて、重い。設置するのが大変そう。そんなことを感じたのを思い出す。しかし、実際にそれらのピースが設置された場所は想像をはるかに超える過酷な環境であった。