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 サイバーエージェントは2020年7月22日、2020年度第3四半期決算のオンライン説明会を開催した。代表取締役社長の藤田晋氏が登壇し、決算の内容について説明した。

 同社の第3四半期(2020年4~6月)の連結業績は売上高が1128億円(前年同期比0.7%減)、営業利益は82億円(同12.3%減)だった。藤田社長は「新型コロナウイルスの影響がもう少しあるとみていたが、思ったより業績は堅調に推移した」と述べた。

 2020年度第1四半期から第3四半期までの累計期間の連結業績は、売上高が3577億円(前年同期比4.6%増)、営業利益が285億円(同21.9%増)となった。2020年度通期の連結業績の見通し(売上高4650億円、営業利益280億~320億円)に対する第3四半期までの累計進捗率は、売上高が77%となった。今期は上限と下限を設けて幅を持たせて見通しを示している営業利益の累計進捗率は、上限でみた場合で89%、下限でみた場合で102%となった。営業利益は第3四半期までで下限の数値を超えた。

 事業別に見ると、メディア事業は子会社を通じて運営する動画配信サービス「ABEMA」のWAU(Weekly Active Users)がたびたび1300万台、1400万台となるなど好調に推移し、第3四半期の売上高は前年同期比19.2%増の133億円となった。「WAUは巣ごもり期間に入ってから大きく伸びた。安倍晋三総理大臣の緊急事態宣言の会見や(テレビ朝日との共同制作ドラマの)『M 愛すべき人がいて』、将棋の藤井聡太さんの棋聖戦など、この四半期は話題に事欠かなかった」(藤田社長)とした。営業損益は40億円の赤字で前年同期の実績(41億円の赤字)とほぼ同じだった。2020年度のメディア事業の営業損益は第1四半期から第3四半期までの累計で132億円の赤字(前年同期は累計130億円の赤字)となった。

 インターネット広告事業の第3四半期の売上高は643億円(前年同期比0.01%増)、営業利益が47億円(同6%減)だった。ゲーム事業は367億円(同4%減)、営業利益が75億円(同9.5%減)となった。