Windows 10の大型アップデート「Windows 10 1803」の配布が2018年4月以降、順次始まる。時系列に情報を整理して見せる「Windows Timeline」の搭載やLinux環境の「Windows Subsystem for Linux」の強化など、個人の使い勝手や企業の生産性に関わる更新が少なくない。背後にあるWindows 10の設計思想を踏まえつつ、知っておきたい新機能を解説する。

特集
Windows 10 Spring Creators Updateの全容
目次
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マルウエア盗撮を遮断、Windows 10春アップデートの改善
2018年4月中に一般公開が始まる、Windows 10のバージョン1803(開発コード名:Redstone 4、以下RS4)。ソフトウエア更新や周辺機器管理の効率化といった内部的な改良も少なくない。
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高まるLinuxとの互換性、Windows 10春アップデート
2018年4月中に登場するWindows 10 1803版では、Windows版Linuxの「Windows Subsystem for Linux(WSL)」機能が完成形に近づく。従来はWSL実行中のウィンドウを閉じるとLinux環境ごと消える作りだったが、常駐できるように機能強化した。
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大きすぎるスタートメニューがコンパクトに、Windows 10の春アップデート
Windows 10のバージョン1803の一般提供が2018年4月中に始まる。使い勝手の面では、Windowsのデスクトップを担う「エクスプローラー」とエージェント機能「コルタナ」、および標準Webブラウザー「Edge」の改善で、煩わしさを減らしている。
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Windows 10 春アップデート、3大機能の特徴を押さえる
Windows 10の春アップデート、1803版が2018年4月中に登場する。注目機能は大きく3つ。作業履歴を時系列でたどれる「Windows Timeline」、近くのPCやスマホにURL/ファイルを転送できる「近距離共有」、マイクロソフトに送る診断データを目視できる「診断データビューアー」だ。
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ファイル管理の苦行から解放、Windows 10の春アップデート
Windows 10の大型アップデート「Windows 10 1803」の配布が2018年4月以降、順次始まる。目玉は、時系列に情報を整理して見せる「Windows Timeline」の搭載やLinux環境の「Windows Subsystem for Linux」の強化。注目機能を見ていこう。