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未来の人気サービスを見つけ出す

 プロジェクトのきっかけは、米国で数年前から人気を博していたAIスピーカーがいよいよ日本に上陸するというニュースだった。米国では米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)がAIスピーカーの「Amazon Echo」をこれまでに3000万台以上販売しており、さまざまなサービスを提供している〔写真1〕。「日本でもすぐに普及してサービスが広がる」と分析した河村氏は、住宅のIoT化に対する建て主のニーズに対応できるよう準備を進めておく必要があると判断した。

〔写真1〕日本ではAmazon Echoの一般販売が2018年3月30日から始まった(出所:アマゾン・ドット・コム)
〔写真1〕日本ではAmazon Echoの一般販売が2018年3月30日から始まった(出所:アマゾン・ドット・コム)
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 見据えるのは直近の未来の生活だ。「アンテナを接続すればすぐにテレビが見られるように、入居してすぐに住宅内でIoT機器が使える環境に付加価値を見いだす建て主が出てくるだろう」と河村氏。IoT住宅に建て主が付加価値を感じてくれれば、縮小しつつある新築住宅市場で他社に競り勝つ武器になる。

 とはいえ、現時点では日本でどのようなサービスにニーズがあるのか分からない。そのため、対応は難しい。かといって、人気が出そうなサービスの誕生を待っていたら、他の住宅会社との違いが出せない。「だったら自分たちでキラーサービスを見つけ出そう」と動いた結果が、マサカーサプロジェクトだった。

 オープンハウスはスピード感にこだわり、社内での企画立案から約4カ月で一気にプロジェクトを立ち上げた。