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「スマホ×ホステル」から発想

 なぜ、and factoryはこうしたIoTホステルを始めたのか。同社はもともとアプリ開発など、いわゆるユーザー体験(UI)設計を手掛けるベンチャー企業だ。「スマホ×○○」で事業領域を広げようという段階で、候補の1つとして挙がったのが「不動産」だった。不動産に詳しいメンバーからの提案で、インバウンド対象の宿泊施設分野が盛り上がっており、簡易宿泊施設であれば比較的参入しやすいとの判断から、スマホとIoT機器の連動を組み合わせた「進化形ホステル」に狙いを定めたという。

 同社では、住居などに関わるIoTに対して取り組みの幅を広げている。簡易宿泊所向けの宿泊管理システム「innto」や宿泊施設の顧客向けタブレットサービス「tabii」などを実用化するほか、2017年6月には横浜市、NTTドコモと共同で「未来の家プロジェクト」を、2018年にはIoT学生寮の取り組みを開始した。「未来の家プロジェクト」は、各種センサーなどによって生活状態センシングを行うというもの。健康に対する意識向上や、高齢者の見守りなどに応用できると見込む。IoT学生寮は、NEWVERYが運営する学生寮「チェルシーハウス国分寺」で取り組むプロジェクトだ。例えば騒ぎ過ぎの場合にアラートが出るなど、共同生活で生じるトラブルをIoT技術で防止することを目的とする。

「&AND HOSTEL AKIHABARA」のラウンジ。風景などを再生するデジタル窓「Atmoph Window」を飾る
「&AND HOSTEL AKIHABARA」のラウンジ。風景などを再生するデジタル窓「Atmoph Window」を飾る
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