ITを活用して住宅や暮らしを革新する――。住宅業界だけでなく、IT業界や電機業界などでもこんな狙いを掲げた「IoT住宅」の取り組みに注力し始めている。AIスピーカーを通して家電や住宅設備を制御したり、センサーを用いて居住者や災害直後の住宅の安全性を確認したりする試みはその代表例といえる。新たなサービスや価値を競う動きを、ビジネスに結び付けようという試みが、住宅にさまざまなテクノロジーを導入する動機付けとなっているのだ。

 一方、家電や住宅設備などを自動的に制御して暮らしを便利にしようという構想や取り組みは、過去にも存在していた。だが、この動きは必ずしも広く展開せず、住宅や暮らしを革新する動きにまでは至らなかった。現在の「IoT住宅」をめぐる動きは、本当にこれからの暮らしや住宅を大きく変えるのか。その実像に迫るとともに、IoT住宅の業界地図を探った。

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<うごめく住宅業界>

<先進技術でモノからコトへ>

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