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 トヨタ自動車やNTT、ソニーグループなどが共同出資して次世代半導体の量産を担う新会社「Rapidus(ラピダス)」を設立することが発表された。2nm世代の2020年代後半の量産化を目指すとする。

新会社の設立会見
新会社の設立会見
(写真:日経クロステック)
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 この発表を目にして、期待と不安の両方の感情が沸いた。まず期待できる点は二つある。1つは、新会社に出資する企業に、トヨタ自動車やNTTといった、半導体のユーザー企業が含まれている点である。

 実は日本に先端半導体の製造会社を共同出資で設立しようという動きは過去にもあった。最も記憶に新しいのは、日立製作所、東芝、ルネサス テクノロジの3社が2006年1月に、先端プロセスを用いた半導体ファウンドリ事業の企画会社「先端プロセス半導体ファウンドリ企画株式会社」を設立した件である。この時も、その狙い自体は、日本に先端半導体ロジック工場を残そうということにあった。