
(写真:123RF)
1990年代後半から2000年代前半、独自技術を採用し、クライアント/サーバー型のアプリケーション開発を効率化するためのツールがブームになった。それから約20年。クラウドやモバイル活用が当たり前になった今、そうしたアプリケーション開発ツールは進化を続けている。一世を風靡したあのツールは今、どう姿を変え、活用されているのか。その最前線を伝える。
1990年代後半から2000年代前半、独自技術を採用し、クライアント/サーバー型のアプリケーション開発を効率化するためのツールがブームになった。それから約20年。クラウドやモバイル活用が当たり前になった今、そうしたアプリケーション開発ツールは進化を続けている。一世を風靡したあのツールは今、どう姿を変え、活用されているのか。その最前線を伝える。
クライアント/サーバー(C/S)型からWeb、そしてクラウドへと企業システムのアーキテクチャーが移り変わる中、提供する基本機能は20年前から変わらないまま、クラウドやデジタル分野の新たな用途で利用を増やしているツールがある。
Windows環境向けにクライアント/サーバー型アプリケーションの開発ツールとして普及した「PowerBuilder」。企業システムではWebやモバイルを使うことが当たり前になった今、開発元も変わり、新しい一方を踏み出そうとしている。
1990年代後半から2000年代前半にかけて多くの企業が利用していたグループウエアがある。米IBMが開発・販売する「Notes/Domino」だ。Notes/Dominoは今、新版の開発表明に加え、Webシステム開発基盤としての新たな用途を見出そうとしている。
「カード型データベース」と呼ばれた開発ツール「FileMaker」。今、FileMakerが注力するのがスマートフォン、タブレット向けアプリケーションの開発機能だ。特に親会社である米アップルが提供するiOSについては、毎年バージョンアップを実施し、iOSの新機能を使った開発を可能にしている。