
(出所:123RF)
インターネットは米国の実験ネットワーク「ARPANET」から始まった。それまで使われていた回線交換という手法とは全く異なるパケット交換というアイデアを取り入れたネットワークだ。
その後、IP(Internet Protocol)やルーティング、名前解決といった仕組みが整備され、現在のようなWebの世界が出来上がっていく。
この特集では、インターネットの生い立ちを知ることで、インターネットを構成する様々な要素技術の理解を深めていく。
インターネットは米国の実験ネットワーク「ARPANET」から始まった。それまで使われていた回線交換という手法とは全く異なるパケット交換というアイデアを取り入れたネットワークだ。
その後、IP(Internet Protocol)やルーティング、名前解決といった仕組みが整備され、現在のようなWebの世界が出来上がっていく。
この特集では、インターネットの生い立ちを知ることで、インターネットを構成する様々な要素技術の理解を深めていく。
インターネットの主役といえるWeb。Webが登場したのはインターネットの歴史の中では最近のことだ。巧みな仕組みにより、あっという間に世界中で使われるようになった。
インターネットでは、通信相手をIPアドレスで指定する。だが、IPアドレスは数字の羅列なので人間にはわかりにくい。そこで1983年、IPアドレスを「名前」で扱えるようにするDNSが誕生した
インターネットでは、一部の回線に障害が発生しても、自動的に他の経路に切り替わって通信を続けられる。それを実現している仕組みがダイナミックルーティングだ。
インターネットで通信する個々のコンピュータに割り当てられる「住所」に相当するのがIPアドレスである。
インターネットの要はパケット通信だ。1983年、インタネットの起源となるARPANETはTCP/IPを採用した。インターネットのパケット通信の基本的な形はこのときにできたといっていいだろう。
インターネットの歴史は、インターネットを構成する要素技術の発展の歴史でもある。パケット交換、ルーティング、名前解決、Webといった重要な技術が次々に生まれ、インターネットの機能を強化していった。