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 日経新聞を見ていると、円ではなく、半円のグラフをよく見かける。しかし、Excelには半円のグラフを一発で作る機能はない。次の方法を用いよう。

円グラフから半円グラフを作る

 ここでは一例として進捗状況を半円グラフで表示する。グラフの基にするデータとして、完成品と未完成品の個数とその合計を計算した表を用意した。

 次に準備した表を選択して、「挿入」タブの「円またはドーナツグラフの挿入」ボタンから「円」を選ぶ。サイズを調整し、データラベルを付けて、フォントサイズを調整したのが下図だ。「合計」を含めているのがミソで、これが半円グラフの基礎になる。

通常の手順で極めて一般的な円グラフを作成した。これが半円グラフの基礎になる
通常の手順で極めて一般的な円グラフを作成した。これが半円グラフの基礎になる
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 次に円グラフの基線を調整する。基線とは、円グラフを描く基準線を示している。現在は時計の針の12時が基線になっていてこれが「0度」になる。

 では、いずれかのパイをダブルクリックして「データ系列の書式設定」作業ウィンドウを開く。「系列のオプション」の「系列のオプション」に「グラフの基線位置」がある。ここを「270°」に設定しよう。

 すると270度の基線を基準に「完成品」と「未完成品」のパイが上に、「合計」のパイが下にきた。これはもっともなことで、「完成品」と「未完成品」の合計は、必ず「合計」と等しくなる。これにより円グラフは2分される。こうしてちょうど上半分が「完成品」と「未完成品」のパイ、下半分が「合計」のパイになるわけだ。

「グラフの基線位置」を用いてパイの位置を調整する。ここで「270°」に設定するのがポイント
「グラフの基線位置」を用いてパイの位置を調整する。ここで「270°」に設定するのがポイント
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