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 Officeファミリーのアプリケーションには「ピン留め」という機能がある。これはよくアクセスするファイルなど、特定のアイテムを指定してピン留めし、目立つ場所に表示する機能だ。ただ便利で設定も容易ながら、なぜかあまり使われていないようだ。今回はこのピン留めを中心に、Excelから目的のファイルにアクセスするワザについて紹介したい。

ファイルの「ピン留め」は簡単で便利

 Excelから目的のファイルを開く場合、「ファイル」タブの「ホーム」にある「最近使ったアイテム」を利用するのが一般的だろう。また、「最近使ったアイテム」にないファイルの場合、「開く」から探すことになる。

Excelを開いている状態で「ファイル」タブをクリックする。「ホーム」の「最近使ったアイテム」に、最近使ったファイルが一覧になる
Excelを開いている状態で「ファイル」タブをクリックする。「ホーム」の「最近使ったアイテム」に、最近使ったファイルが一覧になる
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ファイルが「最近使ったアイテム」にない場合、「開く」をクリックする。「最近使ったアイテム」よりも少し前に使用したファイルが一覧になる
ファイルが「最近使ったアイテム」にない場合、「開く」をクリックする。「最近使ったアイテム」よりも少し前に使用したファイルが一覧になる
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 Excelから何かファイルを開きたいと思った場合、最近使用したファイルである可能性が高い。そのため、「最近使ったアイテム」か「開く」で、たいていは目的のファイルにアクセスできる。ただし、繰り返してアクセスするファイルは「ピン留め」にしておくとアクセスが断然スムーズになる。

ファイルにポインターを合わせると、右側に「共有」と「ピン留め」のボタンが現れる。「ピン留め」をクリックする
ファイルにポインターを合わせると、右側に「共有」と「ピン留め」のボタンが現れる。「ピン留め」をクリックする
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ファイル一覧の最上部にある「ピン留め」に、ピン留めしたファイルが表示された。「ピン留め」は常にファイル一覧の最上部に表示されるので、即アクセスできる
ファイル一覧の最上部にある「ピン留め」に、ピン留めしたファイルが表示された。「ピン留め」は常にファイル一覧の最上部に表示されるので、即アクセスできる
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「ホーム」に戻って「ピン留め」をクリックする。ピン留めしたファイルのみ表示できた。「ピン留め」を解除するには、ピン留めしたファイルにポインターを合わせて、「ピン留め解除」のボタンをクリックすればよい
「ホーム」に戻って「ピン留め」をクリックする。ピン留めしたファイルのみ表示できた。「ピン留め」を解除するには、ピン留めしたファイルにポインターを合わせて、「ピン留め解除」のボタンをクリックすればよい
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